トップページに戻る 
歴代優勝校のページへ戻る 
大会日程のページへ２０１７ 第９９回 選手権 京都大会
トップページに戻る 歴代優勝校のページへ戻る 大会日程のページへ
優勝 京都成章 （19年ぶり３回目）
青字＝シード校決 勝
京都成章１２VS６
準決勝 準々決勝 西城陽５ｖｓ３北 稜
花 園４回戦 （A) （B) （C)西城陽６－４ （D)北 稜２－１
（E) （F)塔 南９－２（８）京都両洋 （G)
４x－３（１０）同志社国際（Ｈ)花 園６－５（１０）
立命館宇治３回戦 （A１)大 谷３－２西乙訓 （A２) （B１) （B２）鳥 羽９－６峰 山 （C１)
４－１府立工（C２)西城陽１０－０（５）東舞鶴 （D１)北 稜５－０ 桂 （D２)
南 陽（E１) （E２)莵 道７－１紫 野 （F１)京都両洋１０－０（７）海洋 （F２）塔 南７－０洛 西 （G１)同志社国際８－４園部 （G２) （H１)立宇治９－２（７）福知山成美 （H２)花 園６－３京都明徳 ２回戦 （A１)西乙訓７ⅹ－６向 陽 大 谷３x－２（１１）北嵯峨 （A２）洛 北８－４京都八幡 （B１)
木 津２－０福知山 （B２)峰山９－１（７）京都文教 鳥 羽８－１（８）洛 星 （C１)府立工７－５田 辺 （C２)東舞鶴８－１（７）舞鶴高専 西城陽２２－１（５）朱 雀 （D１）北 稜８－６日 星 桂２－１加悦谷 （D２)
１２－２（５）東宇治南 陽３－１堀 川 （E１)
７x－６（１１）久御山南 丹４－３京都すばる （E２)莵 道４x－３京都翔英 紫 野５－２亀岡 （F１)海 洋６－１大 江 京都両洋１６－１５ （F２)塔 南６－１京都廣学館 洛 西３３－０（５）農 芸 （G１）園 部９x－８洛 東 同志社国際８－７同志社 （Ｇ２)外大西１６－０（５）洛 南 （H１)
福知山成美
７－０（７）立命館宇治５x－４（１２）
京都工学院+伏見工+洛陽工（H２)京都明徳９x－８（１１）西京 花 園１０－０（５）北桑田 １回戦 大 谷８－１（８）京産大附 福知山８－４日吉ケ丘 峰 山５－４東 稜 宮 津７－６桃 山 東舞鶴５－１須知 桂 １２－３（７）網 野 京都すばる１２－５（７）嵯峨野 亀 岡１０－０（７）京教大附 京都両洋１１－２西舞鶴 洛 西６－１京都学園 同志社７－０（７）洛 水 城 陽１２－２（６）久美浜 京都工学院+伏見工+洛陽工
９－１（８）城南菱創今年の京都は、一言でいえば「本命なき大混戦」でしたが、春季大会の戦いぶりを見て、以下のようなランク分けをしました。
☆はシード校
Sクラス＝なし
Aクラス＝☆龍谷大平安、福知山成美
B１クラス＝京都翔英、☆東山、立命館宇治、☆立命館、☆京都国際、
乙訓、塔南、☆綾部、☆京都成章、京都外大西、大谷
B２クラス＝☆山城、鳥羽、北稜、西舞鶴、日星、☆京都共栄、北嵯峨、洛星、桂、洛西
この中でB１クラスまでに優勝校が出て、B２クラスは波乱を引き起こす活躍ができるのではないかと予想しました。
大会が始まって最初の波乱は、２回戦で莵道が京都翔英に４－３でサヨナラ勝ちしたことでした。
この試合は、初回に翔英の先頭打者が３塁打を放ちましたが、莵道のエース才藤君があとの３人をきっちり打ち取り、
０点に抑えました。その時、ベンチに戻ってくる莵道の選手たちの気迫、一体感、集中ぶりがすごかったんですね。
失礼ながら「莵道、勝つ気満々やなあ」と思いながら試合を見ていると、選手個々のレベルも例年に比べてずっと
高いし、頭をよく使った試合運びをしていて、しだいに「翔英、危ないぞ」と思うようになりました。結局、最終回に翔英が
四死球連発でピンチを作ると、１番打者に止めのレフトオーバーを打たれました。
今年のような大混戦の大会では、野球の実力ではそれなりの差があっても、気力充実し、一体感で上回るチームが
勝ってしまうなあと思いました。
２つめの衝撃は、シードの立命館が、福知山成美に７回コールド負けをしたことでした。選手個々の能力ではスコア
ほどの差はないのに、これだけの大差がついたことで、漠然と戦ってしまうことの怖さを感じました。
最近の高校生の大きな特徴の一つに、メンタルの弱さがあります。個々のメンタルが弱い分、それをカバーするため、
指導者はチーム全体でどのようなキャラ設定をして戦っていくのかが問われると思います。チーム全体がドシッと落ち
着いているのか、元気で明るいキャラなのか、のびのび系なのか、気迫系なのか。立命館は、毎年のことですが、
その設定が弱いんですね。だから、立ち上がりのミスからメンタルの弱さを成美につけこまれ、初回に５点を失いました。
しかし、それは、勝った成美にも感じたことでした。どういうキャラで戦っていくのか、初戦を見てもはっきりわかりません
でした。
また、私の周りにもエースの藤山君は昨年の方がよかったという人は少なくありませんでした。大会直前にケガをして
いたようですが、これからチームを徐々にまとめられるのかなと思いましたが、対戦相手が立命館の次は立命館宇治でした
からね。「クジ運悪いなあ」と思ったら、立宇治に７回コールド負けとなりました。
その立命館宇治も、４回戦で花園に負けましたが、もともと、立宇治は選手個々はメンタルが強くないチームです。
恵まれた家庭環境で優等生として育ってきた選手が多く、気迫が前面に出にくいチームです。特に今年は投手陣の
メンタルが弱かったことが痛かったです。展望でも書きましたが、立宇治が強い時は山下君や山上君などキャラクターの
際立ったピッチャーがいる世代です。
東山は、そういう点でいえば、元気+気迫系のよいチームで昨年の秋季大会を制しました。が、元気+気迫系で１年間を
もたせられるのかという壁にぶつかったと思います。最近の高校生は、何事も自分の中で陳腐化するのが早いです
からね。簡単にいえば、持続力がない、飽きやすいということですが、そこが難しいところでしょう。戦力的には、展望でも
書きましたが、小山君が投げられなかったのが痛かったと思います。金和君への負担が大きくなりすぎました。
金和君が大黒柱キャラではなかっただけに、チーム作り、選手管理の難しさを感じました。
結局、今年の大会を盛り上げたのは、明るく元気系のチームでした。４回戦で成章を苦しめた同志社国際、ベスト８に
進出した北稜、塔南、立宇治を破った花園、ベスト４の西城陽、綾部ですね。
同志社国際は帰国子女が多く、もともとのびのび明るい系のチームで、地味ですけど、毎年隠れた逸材がいるチーム
です。今年は１番のディギンズ君や小倉投手、藤田捕手という２年生がチームに活力を与えていました。
北稜は手島御大が統率鼓舞する元気+気迫系ですね。今年はエースで４番キャプテンの舩槻君を大黒柱として
チームがまとまりました。舩槻君は手島御大とは違い、淡々とプレーし、選手たちを背中で引っ張るタイプです。
闘志を内に秘めた選手たちを監督が熱く引っ張っていく。翔英を追い詰めた昨年、そして今年と北稜はキャラ設定が
定まってきました。
塔南はウルトラシリーズの応援に吹奏楽、応援のうまさ、一体感、奥本監督、選手たちの人柄もよい感じで、
学校全体が明るく元気なイメージです。京都市立の高校は、学校の特色がよく考えられた運営がされていると
つくづく思います。
ただ、あのウルトラシリーズは奥本監督の発案だそうですが、そもそも曲が子供向けで吹奏楽も上手なので、
相手チームまでノリノリにさせてしまうところが、監督のお人柄なんでしょうね。
「セブン、セブン、セブン、セブン、セブンセブンセブン」に相手を威圧するという迫力はないですものね。
西城陽も久しぶりに明るく元気な雰囲気で戦う姿が見られてうれしかったです。スポーツ科があって戦力は揃って
いるので、西田監督がうまくやる気を引き出してあげれば、これからますますよい雰囲気になっていくと思います。
今年のように打ち勝つチームをまた作ってもらいたいです。
花園は、投手陣のレベルが夏前に上がったこと、そして、小瀬監督と息子さんの熱い思いがチームを盛り上げ、
立宇治をメンタルで上回りました。ベスト８が１６年ぶりというのは、花園としては寂しいですが、今年の選手たちはよく
頑張ったと思います。
綾部は、バッテリーを中心として戦力がそれなりにそろえば、明るく元気というキャラ設定ができているので存在感を
示してきます。特にエースの四方裕太君の明るく元気なキャラクターがチーム全体に好影響を与え、春は６３年ぶりに
決勝に進出して準優勝、夏は４２年ぶりベスト４という成績に結びつきました。
さて、今回の２大テーマだった「気力充実」と「明るく元気」を最も体現していたのが優勝した京都成章でした。
昨秋、今春の京都成章は、選手の粒は揃っているのに「自滅キャラ」というイメージでした。３回戦で京都外大西に
競り勝ちましたが、この試合は両チームともパッとせず、特に外大西の実力は中堅公立レベルで、成章も強いとは
感じませんでした。
成章をチームとして大きく成長させたのは４回戦の同志社国際戦でした。エースの北山君を休ませ、２年生を先発
させましたが、初回に３点先制され、なんとか同点に追いついて延長で振り切りました。この試合で、もう投手は
北山君一人でて戦うしかないとはっきりしたことが北山君を大黒柱としてチームが一つになるきっかけになりました。
準決勝の綾部戦では、疲れのたまった北山君から力みがとれ、楽に投げていましたので、ボールに球威が出て
いました。また、綾部戦の観戦記でも書きましたが、ベンチから伝わる気迫がビンビンとネット裏まで伝わってきて
「成章の甲子園はあるぞ」と思いました。準決勝に登場した４チームの中で、あれだけ気迫が伝わってきた（いわゆる
オーラがあるということです）のは成章だけでした。
決勝戦は、初回、北山君が力んだですね。ファームも崩しましたが、平安が１点しかとれなかった。「平安、ここで
自滅パターンに持ち込みたかったけどなあ」と思いました。２回の北山君はもうマウンドに仁王立ちしてましたので、
ここからは気迫の勝負だなと思いました。
そしたら、平安の先発島田君が２回裏に連打を浴び、ビビリます。フォームを崩し、コントロールを乱し、先制された
時にはもう青ざめてましたからね。成章はすさまじい気迫で襲い掛かっていますので、リリーフした小寺でも食い止
めることはできませんでした。
また、成章打線へのピッチングや配球も、「この打者にそのボール投げるか」、「その子にそこへ変化球はあかん
やろ」というのが多く、平安らしくなかったです。今年は、偵察の子たちをトーナメントの反対の山の試合では
ネット裏で見かけませんでしたし、見かけても強い時、あまり強くなくてもチーム一丸となっている時と比べると
偵察部隊にも平安らしさがなかったように見えました。
京都成章が、大会を通じて弱点だった「自滅キャラ」を克服し、チーム一丸となって気力を充実させて勝ち抜いたと
いう大会でした。
それともう一つ、今年から大会前半が１日６試合となり、日程にゆとりがありました。そのため、準々決勝に残った
チームも、疲労度がかつての大会とは全然ちがったようです。また、日程にゆとりがある分、大会進行のあわただ
しさがなく、落ち着いて試合に臨めたのも、今大会の特徴でした。
雨による順延が一日もなかったのに、北山君がほぼ一人で６試合を投げぬけたのは、大会前半のゆとりある日程の
おかげもかなりあったと思います。
かつての京都は、やんちゃ+ドシッと落ち着いた平安、ラテン系明るく元気な成美（田所監督））、やんちゃ的な
元気さ+三原マジック（三原監督）、スマート系選手たちと泥臭い戦略家のミスマッチ立宇治（卯瀧監督）が競い合い、
そこに旧体育会的な気迫系で京都翔英（太田監督）が殴り込みをかけてきて、実力校のキャラが定まっていたので
見ていても面白かったです。その後、多くの監督が交代されましたが、
ぜひ、独自のキャラクターを定着させてほしいと思います。そして、そのキャラに応じた選手を勧誘することで
チーム力も上がってくるのではないかと思います。
来年はいよいよ夏の１００回大会、全７７校の飛躍を期待しています。
７月２５日（火）
決勝戦 （わかさ １３時）
京都成章１２－６龍谷大平安
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 平 安 １ ０ ０ ０ ３ ０ ０ １ １ ６ 10 １ 京都成章 ０ ９ ３ ０ ０ ０ ０ ０ X 12 16 ２ （平）島田直哉⑱２年、小寺智也①２年、高井元太⑩、吉村大聖⑲－田島光祐②２年 ３塁打＝松田憲之朗⑤２年 ２塁打＝中野雅人③、松田憲之朗⑤２年
（成）北山亘基①-北田諒大② ３塁打＝北田諒大② ２塁打＝川岸裕太朗⑦
順 名前 年 打 得 安 点 振 球 犠 盗 順 名前 年 打 得 安 点 振 球 犠 盗 １ １ ２ ２ ３ ３ ４ ４ ５ ５ ６ ６ ７ ７ ８ ８ ９ ９
年 回 者 安 振 球 暴 失 年 回 者 安 振 球 暴 失 
試合経過 （公式記録とは一致しないかもしれません）
回 回 回 回 回 回 回 回
７月２４日（月）
準決勝① （わかさ １０時）
龍谷大平安８－０西城陽
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 平 安 ０ ０ １ ２ ３ ０ ０ ２ ８ 12 ０ 西城陽 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ５ １ （平）小寺智也①２年-田島光祐②２年
（西）矢野匠人①－坪倉魅人②
２塁打＝松本渉⑧２年（平）、上原寛季⑥２年（西）
西城陽は、ここのところ低迷していましたが、シードの京都国際を破っての
ベスト４は立派でした。久しぶりに躍動するオレンジカラーが見られてうれしかったです。
今年の夏は、エース中野君の奮闘はもちろんですが、打力も相当鍛えられていて
今後のチーム作りに期待がもてます。
また常に上位まで進出できるチームとして復活してほしいです。
京都成章５－１綾 部
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 Ｒ Ｈ Ｅ 綾 部 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ １ ４ ３ 京都成章 ０ １ ０ １ １ １ ０ １ X ５ ９ ２ （綾）四方裕太①、佐々木潤⑩-曾根真之佑②
（成）北山亘基①－北田諒大②
３塁打＝北田諒大②（成）
２塁打＝南和志⑱（綾） 山本左京④（成）
京都成章の北山君は、ほぼ一人で投げぬいてきましたが、疲労がたまった
いることで、逆に無駄な力が抜け、素晴らしいピッチングをしました。
気力も充実していて、まさにマウンドに仁王立ち状態でした。綾部打線は、
ほぼ何もできない状態に追い込まれていました。
また、松井監督も今年はドシッとされており、成章ベンチも一体となれて
いますね。６回の守りに着く前、ベンチ前で円陣を組み、声をあげていましたが、
気迫がネット裏までビンビンと伝わり、この時、綾部の逆転はないなと思いました。
これほど気力充実した成章を見るのは、０６年末に京都に戻ってから
初めてです。決勝戦も堂々と戦ってもらいたいです。
春は、勢いで準優勝した綾部ですが、これまで春に活躍した公立チームは、
夏の大会では初戦か、２戦目で負けることが多かったです。
今年の綾部は、初戦の久御山戦で崖っぷちからよみがえり、４２年ぶりに
ベスト４まで勝ち上がりました。
１０年、１１年と２年連続の「綾部旋風」、１４年がベスト８でしたので、
今年はベスト４まで勝ち進めれば大したものと思っていました。
今度は、夏の京都大会で初めての決勝進出をめざして頑張ってもらいたいです。
準々決勝 ７月２２日（土）
龍谷大平安６－０東 山
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 Ｒ Ｈ Ｅ 平 安 ０ １ ０ ２ ０ ２ ０ ０ １ ６ 11 ０ 東 山 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ５ ２ （平）島田直哉⑱２年-田島光祐②２年
（東）金和修平①-大杉渉太②２年
HR＝岡田悠希⑦、松田憲之朗⑤２年（平）
３塁打＝松田憲之朗⑤２年（平）
２塁打＝松本渉⑧２年（平） 村井隆真⑥（東）
西城陽５－３北 稜
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 Ｒ Ｈ Ｅ 北 稜 １ １ ０ ０ ０ ０ １ ０ ０ ３ 11 ３ 西城陽 ２ ０ ０ ０ ０ ３ ０ ０ ０ ５ ８ １ （北）舩槻亮太①-菅原諒介②
（西）矢野匠人①－坪倉魅人②
HR＝松本曜⑥（北） 坪倉魅人②（西）
綾 部１－０塔 南
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 Ｒ Ｈ Ｅ 綾 部 ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ０ ０ １ ５ ０ 塔 南 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ４ １ （綾）四方裕太①-曾根真之佑②
（塔）大江誠人①、中村優太⑩２年－中澤友哉②
京都成章７－０花 園
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 Ｒ Ｈ Ｅ 花 園 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ０ 京都成章 ０ ０ ０ １ ０ ２ ４x ７ 10 ０ （花）黒飛康佑①、時井世成⑫、入江悠介③-松村将弥⑬
（成）北山亘基①－北田諒大②
HR＝茂木③、北山亘基①（成）
２塁打＝北田諒大②、椎原稜矢⑥（成）
東 山１１－１大 谷 （１８日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 大谷 １ ０ ０ ０ ０ １ ３ ３ 東山 ２ ０ ３ ５ １ 11 10 ０ （大）若駒一生①、森岡大輔⑬、瀧谷寛太⑭－小塚理生②
（東）金和修平①－大杉渉太②２年
２塁打＝門脇和樹③（大） 田中将人③（東）
龍谷大平安４－３鳥 羽 （１９日 わかさ ９時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 鳥 羽 １ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ０ ０ ３ ９ １ 平 安 ０ ０ ３ １ ０ ０ ０ ０ ０ ４ ７ １ （鳥）島部顕①－大友宗②
（平）小寺智也①２年、高井－田島光祐②２年
３塁打＝大友宗②（鳥）
２塁打＝徳澤広大⑧、田村洋平④（鳥） 中野雅人③（平）
西城陽６－４京都国際 （１９日 わかさ １１時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都国際 ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ３ ０ ４ 12 ０ 西城陽 ０ ０ ０ ０ ３ ０ ０ ３ X ６ 13 ２ （京）中川英和①、横江春⑩、湯川祐作⑩２年、酒井海央⑱１年－中尾慎②
北 稜２－１京都共栄 （１９日 わかさ １４時）
（西）矢野匠人①－坪倉魅人②
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都共栄 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ 12 １ 北 稜 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ５ ０ （京）笹木総真⑪２年、足立通哉①－松尾樹②２年
（北）舩槻亮太①－菅原諒介②
２塁打＝木村悟志⑥（京） 舩槻亮太①、上川透磨⑧、松本曜⑥（北）
綾 部９－２莵 道 （２０日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 綾 部 ２ ０ ０ ２ ５ ０ ０ ９ 11 ０ 莵 道 ０ ０ ０ １ １ ０ ０ ２ ３ １ （綾）四方優人⑪、佐々木潤⑩－曾根真之佑②、
（莵）才藤優輝①、北波颯⑩－佐々木雅之②
２塁打＝梅原悠作⑥（綾）
塔 南９－２京都両洋 （２０日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都両洋 ０ ０ ０ ０ ２ ０ ０ ０ ２ ５ １ 塔 南 ２ ０ ０ ０ ４ ０ ２ １x ９ 14 １ （両）朝日友成①、所大智⑨－日下瑞月②２年
（塔）大江誠人①－中澤知哉②
２塁打＝木村勇太⑤、所大智⑨（両） 松山颯一郎⑤、陣内将司⑨、谷口凌亮④、森下瞭⑯２年（）
京都成章４x－３同志社国際 （２１日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 同志社国際 ３ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ３ ０ ０ 京都成章 ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ２ ０ １x ４ ０ ０ （同）小倉悠史①２年－藤田晃輔②２年
（成）北村和也⑩２年、北山亘基①-北田諒大②
HR＝茂木健③（成）
２塁打＝小倉悠史①（同） 江藤琉輝⑤（成）
花 園６－５立命館宇治 （２１日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 花 園 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ３ ０ １ ６ 14 １ 立命館宇治 ０ １ ０ ０ ０ ２ １ ０ １ ０ ５ ９ １ （花）黒飛康佑①、加地一樹⑩、入江悠介⑪、時井世成⑫－松村将弥⑫
（立）玉田大剛①、西成漱石⑩、卜部大輝⑪-藤原彦貴②
HR＝太田東吾⑦（立）
３塁打＝長谷川弘⑥（立） ２塁打＝長谷川弘⑥（立）
Ａ１大 谷３－２西乙訓 （１６日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 西乙訓 ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ２ ６ ３ 大 谷 ０ ０ １ １ １ ０ ０ ０ ０ ３ 12 １ （西）木曽田尚也①－堀川画来②
（大）黒岩楽人⑪、瀧谷寛太⑭、森岡大輔⑬、山本－平和一輝②、小塚理生⑫
３塁打＝味田圭悟③２年（西） 杉浦有祐⑰２年（大）
２塁打＝木曽田尚也①、木村一智⑧（西）
Ａ２東 山６－３洛 北 （１６日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 東 山 ０ １ ０ ０ ４ １ ０ ０ ０ ６ 10 ０ 洛 北 ０ ３ ０ ０ ０ ０ ０ ０ X ３ 11 ２ （東）高橋健太郎⑩２年、金和修平①－大杉渉太②２年
（洛）三添聖人①－堀井篤史②
３塁打＝増田浩介⑨（東）
２塁打＝村井隆真⑥、木村優太④、高倉睦⑦（東） 下西主（洛）
Ｂ１龍谷大平安１１－１木 津 （１６日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 木 津 ０ ０ １ ０ ０ １ ６ ３ 平 安 ５ ０ ３ ２ １x 11 ９ ０ （木）福沢祐斗⑤、西本圭吾⑩、犬塚樹①、細浪、藤原－多田
（平）大福真史⑪、吉村大聖⑲－田島光祐②２年
３塁打＝福沢（木） 松田憲之朗⑤２年、岡田悠希⑦（平）
２塁打=犬塚２本（木） 大本、岡田悠希⑦、中野雅人③
Ｂ２鳥 羽９－６峰 山 （１６日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 峰 山 １ ０ ０ ０ ０ ２ １ ２ ０ ６ 11 １ 鳥 羽 ０ ３ ０ １ ３ １ ０ １ X ９ 11 ３ （峰）森亘佑①、金森正貴⑩－楠輝人②
（鳥）林智哉⑩、島部顕①－大友宗②
HR＝楠輝人②、高田樹⑧（峰） 中嶋慶太⑨２本、山本２年、林智哉⑩（鳥）
２塁打＝徳澤広大⑧、小林悠佑⑤２年（鳥）
Ｃ１京都国際４－１府立工 （１６日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都国際 ２ ０ ０ １ ０ １ ０ ０ ０ ４ 10 ３ 府 立 工 ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ ３ １ （京）中川英和①－中尾慎②
（工）岡村颯大⑪、山下幹太①－相根勇汰②
Ｃ２西城陽１０－０東舞鶴 （１７日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 東舞鶴 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ４ ４ 西城陽 ２ １ １ ２ ４x 10 12 ０ （東）藤田元⑥－矢原亮佑②
（西）矢野匠人①－坪倉魅人②
２塁打＝阪本啓太⑨、棚橋真孝⑦、矢野匠人①、島崎怜治⑧（西）
Ｄ１北 稜５－０桂 （１７日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 北 稜 ０ ０ ０ ３ ０ ０ ０ ２ ０ ５ ９ ２ 桂 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ６ １ （北）舩槻亮太①－菅原諒介②
（桂）川島太樹⑪、岡大誠①－北村航大②
２塁打＝川嵜颯汰⑯（北）
Ｄ２京都共栄１１－４南 陽 （１７日 あやべ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都共栄 ０ １ １ ０ ３ ０ ０ ６ 11 11 ０ 南 陽 ０ ０ ４ ０ ０ ０ ０ ０ ４ ８ ２ （共）足立通哉①、笹木総真⑪２年－松尾樹②２年
（南）矢島慶太朗①、浅野洋斗⑬－堀岡昭斗②
３塁打＝堀岡昭斗②（南）
２塁打=山口天成⑧、兼古達也⑦２年、木村悟志⑥（共）
E1綾 部５－２南 丹同（１６日 太陽が丘 １０時）日 太陽が丘 ９時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 南 丹 ０ ０ ０ ０ ０ ２ ０ ０ ０ ２ ５ ２ 綾 部 ０ ０ １ ０ ２ ２ ０ ０ X ５ ７ ２ （（南）片山真生①－山田幸輝②
（綾）四方裕太①－曽根真之佑②
３塁打＝南和志⑱ 材木琢朗⑧（綾）
２塁打＝南和志⑱ 湯浅大輔③（綾）
今日は、綾部の選手たちも公立校らしく元気よく、落ち着いて戦えました。
南丹のエース片山君も、前評判通りの好投手でしたが、春季大会でも好調だった
打線が着実に加点し、エース四方裕太君が丁寧に完投しました。
綾部は、もともと、「綾部旋風」と呼ばれたり、春季大会でも新風を吹かせたように
さわやかなチームですが、「あやべ球場の呪い」というのが言い伝えられており、
ら現鳥羽の山田先生の監督時代から、夏の大会のあやべ球場では一度も勝てていません。
地元の皆さんの応援で球場がいっぱいになればなるほど、言いようのないプレッシャーに
襲われ、本来の力が発揮できずに敗れています。
もともと、北部会場は、福知山、宮津、あやべ、舞鶴の４球場が交代で使用されていま
したが、最近はあやべ開催が続いており、昨年も日星に６－７で敗れています。
１３日のゲームでちぐはぐなプレーになったのも、「あやべ球場の呪い」ゆえなのかもしれ
ません。
あくまで私見ですが、OBの一人としては、毎回、あやべ球場での開催はやめてほしいですね。
従来のように、せめて４年に１度の開催にしてもらえれば、綾部高校の選手たちが、「あやべ球場の
呪い」に翻弄されることもないと思います。
Ｅ２莵 道７－１紫 野 （１７日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 莵 道 １ １ ０ ０ ０ ０ ３ ２ ０ ７ ０ ０ 紫 野 ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ０ （莵）才藤優輝①、四方一心⑪２年、北波颯⑩－佐々木雅之②
（紫）布下、白山、谷－宮本
３塁打＝中井廉⑯、山口誠仁⑧（莵）
２塁打＝佐々木雅之②、田中賢也⑤２年、河内虎太郎③（莵）
Ｆ１京都両洋１０－０海 洋 （１７日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都両洋 ０ ０ １ ４ ０ ０ ５ 10 ０ ０ 海 洋 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ （両）朝日友成①－日下瑞月②２年
（海）田中純也⑬１年、江馬良汰⑪１年、鈴木雄大①－西野海杜②２年
２塁打＝杉本真之介②、板倉永和⑦（両）
Ｆ２塔 南－洛 西 （１８日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 塔 南 １ １ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ３ ７ ０ ０ 洛 西 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ （塔）中村優太⑩－中澤知哉②
（洛）毛利幸太⑪、渡辺祐太①－村尾尚真②
HR＝松山颯一郎⑤（塔）
２塁打＝藤林遍統路⑦（塔）
G1同志社国際８－４園 部同（１８日 あやべ １０時）日 太陽が丘 ９時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 同志社国際 ０ ２ ０ １ ０ ２ ０ ０ ３ ８ 11 ２ 園 部 ０ ４ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ４ ４ ３ （（同）小倉悠史①２年、江上裕⑧-藤田晃輔②２年
（園）黒田優一①、高橋佑弥⑥－橋本祐貴②
２塁打＝木下遼哉⑤、小倉悠史①２年、福留廉治⑦、ディギンズ⑥（同） 八木允甫（園）
同志社国際は、２年生バッテリー中心になかなかやりますね。
持ち前ののびのび野球にたくましさも加わって、なかなか楽しみです。
園部は、２年連続、雨のあやべ球場に泣かされました。
昨年は、西舞鶴と０－１という緊迫したゲームの途中、どしゃぶりの雨で降雨コールドゲーム
で敗れました。
今年は、途中、雨や雷で合わせて２時間近い中断をはさむ試合となり、力尽きたという
感じでした。
しかし、この２年、秋、春に比べ、夏の成長ぶりに目を見張るものがあります。
秋から冬、そして夏に向けてよい練習と経験ができているのだと思います。
稲川監督の指導力の賜物でしょう。
新チームもちょっとずつ成長していってください。
Ｇ２京都成章５－４京都外大西 （１８日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都外大西 ０ ０ １ ０ ０ ０ ３ ０ ０ ４ ４ １ 京都成章 ０ １ ０ １ ０ ３ ０ ０ ０ ５ ９ ０ （外）濱口裕正①、田辺啓太⑱１年、中津秀太⑧－伊藤彰汰②２年
（成）北山亘基①－北田諒大②
３塁打＝茂木健③（成）
２塁打＝伊藤彰汰②２年２本（外）、山本左京④（成）
Ｈ１立命館宇治９－２福知山成美 （１８日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 立命館宇治 １ ０ １ ３ ３ １ ０ ９ 12 ３ 福知山成美 ０ ０ ０ １ １ ０ ０ ２ ５ ２ （立）西成漱石⑩２年－藤原彦貴②
（成）藤山大地①、中島洸希⑩－楠田俊②
３塁打＝坂野力③（成）
２塁打＝藤原彦貴②（立）
Ｈ２花 園６－３京都明徳 （１８日 太陽が丘 １０時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 花 園 ０ ０ ０ ２ ０ ２ ０ １ １ ６ ０ ０ 京都明徳 ０ ０ ０ ０ ０ ３ ０ ０ ０ ３ ０ ０ （花）黒飛康佑①、加地一樹⑩、入江悠介⑪、時井世成⑫－松村将弥⑫
（明）今城隼人①－児嶋航太②
HR＝小瀬儀城⑧（花園）
２塁打＝木村友（花） 大草勘大⑥（明）
西乙訓７x－６向 陽 （１０日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 向 陽 ０ ０ ０ ０ ０ ４ ０ １ １ ６ ５ ０ 西乙訓 ２ ０ ０ １ １ ０ ０ １ ２x ０ ９ ２ （向）嶋田和樹①２年－西本波音②
（西）木曽田尚也①－堀川画来②
３塁打=堀川画来②、柳岳良⑦（西）、
２塁打＝春田渉生③（向） 味田圭悟③、伊崎隼平⑩、柳岳良⑦（西）
大 谷３x－２北嵯峨 （１１日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 Ｒ Ｈ Ｅ 北嵯峨 ０ ０ ０ ０ ０ ２ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ６ ０ 大 谷 ０ １ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １x ３ ７ ３ （北）浅田倫央①－細辻慎太郎②
（大）若駒一生①、瀧谷寛太⑭、森岡大輔⑬、山本迅２年－小塚理生⑫
HR=河村太暉⑨（大）
２塁打＝中嶋悠⑥（北） 久我碧斗⑤（大）
洛 北８－４京都八幡 （１１日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都八幡 ４ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ４ 11 ３ 洛 北 ０ ６ ０ ０ １ １ ０ ０ X ８ ８ ０ （京）森本詳平①、林結翔⑪２年－福井雅登②２年
（洛）三添聖人①－堀井篤史②
HR＝森本詳平①（京） ２塁打=勝平駿⑨２年（京）
東 山７－２乙 訓同（１１日 わかさ １２時半）日 太陽が丘 ９時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 東 山 ０ １ １ ０ ２ ０ ０ ３ ０ ７ 12 １ 乙 訓 ０ １ ０ ０ ０ １ ０ ０ Ｘ ２ ７ ２ （（東）金和修平①－大杉渉太②２年
（乙）富山太樹①２年、川畑大地⑩２年－牧叶馬②
龍谷大平安１０－０鴨 沂 （１１日 太陽が丘 １１時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 鴨 沂 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ２ 平 安 ０ ４ ０ ２ ４x 10 ６ １ （鴨）辻倉駿⑩－河口瑛太②
（平）吉村大聖⑲－田島光祐②
２塁打＝中野雅人③（平）
木 津２－０福知山 （１１日 あやべ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 木 津 ２ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ７ １ 福知山 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ５ ０ （木）犬塚樹①－多田章悟②
（福）村瀬恭介①、中川快成⑪２年－荒木大輔②、森口晧介⑧２年
HR＝白神丈瑠⑨（木）
峰 山９－１京都文教 （１１日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都文教 ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ １ ５ ３ 峰 山 ０ ３ ５ １ ０ ０ X ９ 10 ０ （京）辻本航希⑤、佐近寛之①－寺本蓮②
（峰）森亘佑①、金森正貴⑩－楠輝人②
HR=寺本蓮（京）
３塁打＝上村力基⑥２年 ２塁打＝谷口拓也③２本（峰）
鳥 羽８－１洛 星 （１２日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 洛 星 ０ ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ １ ４ １ 鳥 羽 １ ０ ０ ３ ０ ２ １ １x ８ 15 １ （洛）水江、内藤－荻野
（鳥）島部－大友
HR＝松田（洛）
３塁打＝守山、田村（鳥） ２塁打=山本２、大友（鳥）
府立工７－５田 辺 （１２日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 田 辺 ２ ０ ０ ０ １ ０ １ ０ １ ５ ０ ０ 府立工 ０ ０ ０ ０ ６ １ ０ ０ ０ ７ ０ ０ （田）野村、小川－横井
（工）山下、岡村－相根
３塁打＝光永（田）、山本、中西（工）
２塁打＝小谷、森田（田） 池田、永井（工）
京都国際１４－０宮 津 （１２日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 宮 津 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ 京都国際 ７ ０ １ ６ X 14 ０ ０ （宮）松村、大槻、荒木－植杉、
（京）中川英和①－中尾
３塁打＝児玉、安藤（京）
２塁打＝田中（京）
東舞鶴－舞鶴高専 （１２日 あやべ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 舞鶴高専 ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ １ ０ ０ 東舞鶴 ０ ５ ０ ０ ０ ０ ３x ８ ０ ０ （高専）西村、柏原－伊藤
（東舞）藤田－矢原
３塁打＝奥本（東舞） ２塁打=四方、山根（高専）
西城陽２２－１朱 雀 （１２日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 朱 雀 ０ １ ０ ０ ０ １ ０ ０ 西城陽 11 ４ ３ ４ X 22 ０ ０ （朱）小川、藤木、小川、白井、松尾、高坂－木崎慧、
（西）矢野、安井－井倉
HR＝上原２本（西）
３塁打＝藤木（朱） 上原、阪本（西）
２塁打=棚橋、坪倉２本、島崎、西澤（西）
北 稜８－６日 星 （１２日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 北 稜 ０ ０ ３ １ ０ ０ ４ ０ ０ ８ ０ ０ 日 星 １ １ ０ ０ １ １ １ １ ０ ６ ０ ０ （北）舩槻、佐野－菅原、
（日）永井、北村、野家－長水、山本
３塁打＝永井、桒垣（日） ２塁打=長井、佐野（日）
桂２－１加悦谷 （１３日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 桂 ０ ０ ０ ０ ０ ２ ０ ０ ０ ２ ８ ０ 加悦谷 ０１ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ X １ ４ ０ （桂）川島太樹⑪、岡大誠①－北村航大②
（加）千賀、川戸－長島
２塁打＝北村航大②（桂）
京都共栄１２－２東宇治 （１３日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 東宇治 ０ ０ ０ ２ ０ ２ ７ ０ 京都共栄 ７ ０ ３ １ １ 12 ７ ０ （東）丸山－上水流
（共）足立通哉①－松尾②
３塁打＝三森（共） ２塁打＝松尾２本（共）
南 陽３－１堀 川 （１３日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 南 陽 ２ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ３ 10 ２ 堀 川 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ １ ８ １ （南）矢島－堀岡
（堀）北脇－大西
綾 部７－６久御山同（１３日 あやべ １０時）日 太陽が丘 ９時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 久御山 ４ ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ０ １ ６ ９ １ 綾 部 ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ４ ２x ７ ９ ６ （（久）北岡延挙①－秋枝海斗②
（綾）四方裕太①、四方優人⑪、佐々木潤⑩－曽根真之佑②
２塁打＝松本笙汰④２年（久） 湯浅大輔③、田中嘉起⑳
試合開始前のノックを見ると、久御山の選手たちが元気よく、のびのびとプレーしているのに対して、
綾部の選手たちはやる気があるのか、ないのかわからない感じでした。
春の準優勝で勘違いしているのかな、まさかなと思っていましたが,,,。
まあ、試合が始まると、怠慢プレーはするわ、初回の大きなピンチにも内野は集まらないわ、
伝令も出ないわ、挙句に相手に対して失礼なプレーはするわ、とにかくひどい。
地元のあやべ球場なのに、応援も全然盛り上がらないわけです。
かつては、綾部が、この日の久御山のように下向きに、がむしゃらに戦って、球場全体から
応援してもらえたんですが。「綾部旋風」と呼ばれた２０１０年、２０１１年頃が懐かしいです。
こんなゲームをしていては、たとえ秋に勝ち進んだとしても、とても２１世紀枠推薦校には
選んでもらえないだろうなと思いました。後輩たちに対しても、とても失礼なことをしているんだと
もっと自覚をもってもらいたいです。
控え選手たちの活躍で、もう一度、試合をするチャンスをもらったので、
春季大会のように謙虚に、一丸となって戦ってもらいたいです。
南 丹４－３京都すばる （１３日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都すばる ０ ０ ０ ２ ０ １ ０ ０ ０ ３ ７ ０ 南 丹 １ ０ １ ２ ０ ０ ０ ０ X ４ ８ ２ （す）室崎、豊本－安村
（南）片山－山田
３塁打=関口、須見、服部龍（南）
莵 道４x－３京都翔英同（１３日 あやべ １２時半）日 太陽が丘 ９時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都翔英 ０ ０ ２ ０ １ ０ ０ ３ ０ ３ ８ １ 莵 道 ０ ０ ３ ０ ０ ０ ０ ０ １x ４ ６ ０ （（翔）内橋拓也①、金子勇希⑮２年、遠藤慎也⑩１年、阿部大弥⑥－出原康希②
（莵）才藤優輝①－佐々木雅之②
３塁打＝新田広晴⑧２年（翔）、米田幹太朗⑨（莵）
２塁打＝阿部大弥⑥、川本万葉⑤、梧桐大真④１年（翔） 河内虎太郎③ 佐々木雅之②（莵）
莵道サヨナラの場面
綾部の逆転サヨナラ勝ちという試合の跡で、試合に入りづらい雰囲気は、まだ残っている感じでした。
翔英が初回、先頭の３塁打で無死３塁としましたが、あとの３人が倒れて０点でした。ベンチに帰ってくる
莵道の選手たちの伸びやかな走り方と気合の入り方から「莵道、勝つ気満々だなあ」と驚きました。京都に
帰ってきて１０年目ですが、こんなに気合の入った莵道は２勝あげた２０１１年夏以来かなあとうれしくなりました。
莵道のエース才藤君は、先頭に３塁打を浴びて以降は低めを丁寧について投げていましたが、ちょっと浮いた３回、
１死２３塁で４番川本君にタイムリー２塁打を許し、２点を先行されました。
ところが、その裏、莵道は逆転します。連続四球から３番佐々木君、４番山口君の連続タイムリーが出たのですが、
実は、初回から翔英のエース内橋君の投球フォームが以前と比べてずいぶん変わったなあ、カラダにに負担がかかり
そうな投げ方だなあと思っていたんですね。そしたら、この３回に左脇腹を痛めて降板してしまいました。
それでもリリーフした１年生の遠藤君が、１年生とは思えない堂々としたピッチングで莵道打線を抑えます。
打線も５回に新田弟の２本目の３塁打と阿部君の犠牲フライで追いつきました。
後半に入って、莵道のエース才藤君がどこまでもつんだろうと思ったのですが、莵道のバッテリーは、その上を
いってました。前半で翔英打線の攻め方を見つけていたんですね。
後半に配球をガラリと変え、なんと６回以降は２安打に抑えました。
むしろ試合の主導権を握っていたのは莵道で、たまにボールが高くなる１年生を攻め、６回には１死２３塁
（スクイズ失敗）、７回には１死１２塁と攻めました。
翔英は、８回に阿部君をマウンドに上げました。１年生の遠藤君の投球がやや浮き気味でしたので、
交代もやむなしと思いました。
そしたら、阿部君が吠えながら投げるんですね。「そんな選手じゃなかったのになあ」と思っていると、
８回は３者凡退でしたが、９回にその気合が空回りして連続四死球を出してしまいます。バントで送って１死
２３塁から、ストレート一本待ちの１番河内君にセンターの頭上を越すサヨナラヒットを浴びてしまいました。
今年の莵道は、ひと味ちがうと思っていましたが、堂々たる戦いぶりでした。
紫 野５－２亀 岡（１４日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 亀 岡 ０ ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ １ ２ 10 １ 紫 野 １ ０ １ ３ ０ ０ ０ ０ ０ ５ 11 ０ （亀）牧、森善－森田
（紫）布下、谷－宮本
３塁打=嶋（亀） 布下、新本（紫）
２塁打＝嶋（亀）、樋口（紫）
海 洋６－１大江 （１４日 わかさ １２時半）
海洋が初戦敗退記録を「１８年」でストップ。
夏の京都大会では大江が１１年連続初戦敗退中、海洋が１８年連続初戦敗退中
大江は１２年連続初戦敗退です。
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 海 洋 ０ １ １ ２ ２ ０ ０ ０ ０ ６ 11 ２ 大 江 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ １ ５ １ （海）田中、鈴木－西野
（大）廣瀬－川戸
３塁打＝岩松大（大）
京都両洋１６－１５山 城 （１４日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都両洋 ０ ０ ５ ０ １ １ ０ ９ ０ 16 19 ２ 山 城 ０ ３ ０ ２ ６ ０ ０ ４ ０ 15 17 ５ （両）朝日、所－日下
（山）松本、下西、下村、田中－澤井
２塁打=小林、小村勇（両） 田畑、萬徳、越田（山）
洛 西３３－０農 芸 （１４日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 農 芸 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ３ ６ 洛 西 11 ４ ６ 12 Ｘ 33 16 １ （農）鳥井、辻本、山本、毛利－村尾
（洛）中島－川崎
３塁打＝南部、森阪（洛）
２塁打=森阪（洛）
園 部９x－８洛 東 （１４日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 洛 東 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ３ ５ ０ ８ ８ ２ 園 部 ０ １ ０ ０ ０ ３ ３ ０ ２x ９ 13 ２ （洛）川畑－美濃
（園）黒田、高橋－橋本
３塁打＝椎内（洛） 高橋（園）
２塁打＝松田（洛） 橋本、八木允、筑波、高橋（園）
同志社国際８－７同志社 （１５日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 Ｒ Ｈ Ｅ 同志社国際 ０ ０ ０ ０ ０ ２ １ ０ ５ ８ 15 １ 同 志 社 １ １ ０ ０ ５ ０ ０ ０ ０ ７ ８ ０ （国際）小倉、江上、ディキンズ－藤田
（同）－蕪城、斎藤-伊藤
３塁打＝江口（国際） 森本（同）
２塁打＝小倉、ディキンズ（国際）
京都外大西１６－０洛 南 （１５日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都外大西 ２ ０ ２ ７ ５ 16 16 １ 洛 南 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ２ １ （外）濱口、稲田－伊藤
（洛）仲上、佐藤－岸川
２塁打=中津、杉村、宮本（外）
京都成章１０－２城 陽 （１５日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都成章 ０ ０ ８ １ １ ０ ０ 10 ９ ０ 城 陽 ０ ２ ０ ０ ０ ０ ０ ２ ３ ３ （成）北山－北田
（城）荒木、嶋津－中前
２塁打＝北山、松下、茂木（成） 西野（城）
福知山成美７－０立命館同（１５日 あやべ １０時）日 太陽が丘 ９時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 福知山成美 ５ ０ ０ ０ ２ ０ ０ ７ ８ １ 立 命 館 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ５ ０ （（成）藤山大地①－楠田俊②
（立）森山翔宇⑩２年 多田智揮①、山内悠生⑪２年－平戸大介⑫
３塁打＝谷 仁（成）
２塁打＝義村泰士⑨（立）
成美は強い！
と書けば、スコア速報を見ていた人たちは、「やっぱりか」とお思いになるでしょうが、
あやべ球場には外大西や塔南などが偵察に来ていました。成美が強いなどと書けば、
外大西や塔南のコーチや選手たちに「このサイトは信じちゃだめだ」と思われそうなので、
正直に書いておきます。
成美としては、初戦を幸運にも助けられて勝ち上がりました。これからも厳しい戦いが
続くでしょうが、一戦一戦成長できるように頑張ります、という感じではないでしょうか。
まず、立命館の先発が２年生の森山君だったことで「あれ？」と思いました。森山君は、
２年生の中でも京都を代表するピッチャーの一人であることは確かでしょう。
ただ、春に見ましたが、投げる時に肘の位置が低い分、ボールが高めに浮きやすいと
思っていました。その一方で、肘の位置が低い分、得意のスライダーを投げることもできます。
そこは第一の注意点だと見ていました。
そして、本日、夏の初戦で、相手は成美です。
先頭を２ストライクと追い込みながら、真ん中から外へのスライダーをレフト前に運ばれます。
２番のバントがキャッチャー前へポトリ。「ダブルプレー」と思った瞬間、捕手が取り損ない、
オールセーフ（記録はヒット）。このプレーが大きかったですね。
３番が送って１死２，３塁。４番は空振りの三振でしたが、５番を歩かせて１死満塁とした後
６番の今城君への２球目がド真ん中に入ってライトへ弾き返されました（２点先制）。そして、
７番の谷仁君には外角一辺倒の配球を見透かされ右中間を破られました（２点追加）。
２死３塁から８番藤田君のショート内野安打で５点目をとりました。
振り返ってみると、立命館の選手たちからすれば、「なんで？」の連続だと思いますが、
これが夏の初戦なんですね。成美には本当にラッキーな展開でした。
２回から森山投手が冷静さを取り戻すと、２回以降はリリーフ投手も含めて６回で３安打
のみでした。５回にライナーが投手を直撃し、２四球で満塁とされた後、また今城君に３塁線を
破られ２点を追加されましが、２回以降まともなヒットは２本だけでした。
逆に立命館は５回以降の３イニングスで４安打しており、もう少し藤山君を揺さぶるとか策が
なかったのかなあと思います。
まあ、成美の選手たちもホッとはしていても、今日の試合に満足はしていないはずで、
今頃はグラウンドでいつものようにバットを振っていることだろうと思います。
立命館宇治５x－４京都工学院+伏見工+洛陽工 （１５日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 Ｒ Ｈ Ｅ 洛工伏工京工 ０ ０ ４ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ４ ７ ３ 立命館宇治 ２ ０ ０ １ １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １x ５ 13 １ （工）田井中、熊谷温－鵜飼
（立）玉田、西成－藤原
２塁打=熊谷温（工） 井上２本（立）
京都明徳９x－８西 京 （１５日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 Ｒ Ｈ Ｅ 西 京 ０ ２ ０ ０ ２ ０ ０ ４ ０ ０ ０ ８ ９ ２ 京都明徳 ０ ０ ０ ０ ４ ０ ３ ０ １ ０ １x ９ 16 ３ （西）加藤澄、岩田－芦田
（明）今城、小西、西村、大草－児嶋
HR＝芦田（西）
３塁打＝芦田、深見（西） 尾崎２本 大草（明）
２塁打＝小山（西） 松本（明）
花 園１０－０北桑田 （１６日 あやべ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 北桑田 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ３ 花 園 ２ ０ ４ ０ ４x 10 11 １ （北）近澤－岩佐
（花）黒飛－松村
３塁打＝板谷（花）
２塁打=松村、毛戸（花）
大 谷８－１京産大附 （８日 わかさ １２時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 大 谷 ０ ０ ０ ０ ４ ０ ０ ４ ８ ９ ０ 京産大附 ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ １ ４ ２ （大）辻亮輔⑩、森岡大輔⑬、黒岩楽人⑪－平和一輝②、小塚理生⑫
（京）藤原夏也④、桑原碧斗⑩２年、山田将太⑥、田原銀二①－小谷飛優②１年
３塁打=杉浦有祐⑯２年（大）
２塁打＝西川和輝⑧（大）、山田将太⑥、藤原夏也（京）
福知山８－４日吉ヶ丘 （８日 わかさ １４時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 福知山 １ ０ １ １ １ ０ ０ ０ ４ ８ ４ １ 京産大附 ０ ０ ２ ０ ０ ２ ０ ０ ０ ４ ９ ６ （福）村瀬恭介①、中川快成⑪２年、木寺秀太⑩－荒木大輔②
（日）佐々木遥①－東健太②
２塁打＝佐々木遥①、辰島征秀（日）
峰 山５－４東 稜 （９日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 峰 山 ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ ４ ０ ５ 10 ３ 東 稜 ０ ０ ０ ０ ０ １ ０ ０ ３ ４ 11 ３ （峰）森亘佑①－楠輝人②
（東）押尾俊介①、大久保諒⑩－金田祐季②、山本健斗⑫２年
３塁打＝吉岡大空⑨（峰）
２塁打=谷口拓也③、楠輝人②（峰） 押尾俊介①、大久保諒⑩（東）
宮 津７－６桃 山 （９日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 桃 山 ０ ０ ０ １ ０ ０ ０ ３ ２ ６ ６ ０ 宮 津 ０ １ ０ ０ ０ ３ ３ ０ X ７ 13 １ （桃）中山敦也①－立入義規②２年
（宮）松村朋哉①、大槻心一郎⑩－植杉友哉②
２塁打＝植杉友哉②（宮）
東舞鶴５－１須 知 （９日 あやべ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 11 12 Ｒ Ｈ Ｅ 須 知 ０ ０ ０ １ ０ ０ ０ ０ ０ １ ８ ５ 東舞鶴 ０ ０ ２ ０ ０ ２ １ ０ ０ ５ ９ ０ （須）樹山英貴③２年、山本佳祐①、溝口翔也②－溝口翔也②、樹山英貴③２年
（東）藤田元⑥－矢原亮佑②
２塁打＝溝口翔也②（須）
桂 １２－３網 野 （９日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 桂 ０ １ ３ ３ ０ １ ４ 12 13 ２ 網野 ０ ０ ０ ０ ０ ３ ０ ３ ３ ２ （桂）川島太樹⑪、岡大誠①－北村航大②
（網）小林祥人①２年、西村航汰⑦－一ノ尾知樹②
本塁打＝岡崎宇宙③＝満塁（桂）、
３塁打＝北村航大②（桂） ２塁打＝牧野玄⑥、竹口寛太⑦ （桂）
京都すばる１２－５嵯峨野 （９日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 嵯 峨 野 ０ ２ ２ １ ０ ０ ０ ５ ６ １ 京都すばる ０ ３ ４ ０ ０ ２ ３X 12 20 １ （嵯）中西智大①、池本凌⑩２年－伊藤遼②
（京）豊本龍雅①、中内道大⑪－安村拓士②
３塁打＝小倉光平⑧（京）
２塁打＝伊藤遼②（嵯） 伴諒④、藤長尚希⑦（京）亀 岡１０－０京教大附 （９日 あやべ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 亀 岡 １ ０ ０ ２ ０ ６ １ 10 10 ０ 京教大附 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ３ ３ （亀）牧広樹③２年、森善太①－森田拓己②
（京）橋本尚貴①、村上晴紀⑨２年－西村良亮②２年
３塁打＝牧広樹③２年（亀）、 ２塁打＝牧広樹③２年２本（亀）
京都両洋１１－２西舞鶴 （１０日 わかさ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都両洋 ０ ０ １ ０ ０ ５ ０ ２ ３ 12 12 ３ 西舞鶴 ０ ０ ０ ０ ０ １ １ ０ ０ ２ ８ ４ （両）朝日友成①－日下瑞月②２年
（西）一瀬太吾①、谷優希⑩－畑中翔太⑫
３塁打=朝日友成①（両） 本蔵健太朗⑦（西）
２塁打＝所２本、小林、朝日友成①、日下瑞月②２年（両） 谷優希⑩（西）
洛 西６－１京都学園（１０日 太陽が丘 １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 京都学園 １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ １ ２ ０ 洛 西 １ １ ０ ０ ０ １ ２ １ X ６ 10 ０ （京）藤本敦志①２年、竹中颯良⑩、山本海輝斗⑪－松尾綸②
（洛）渡辺祐太①－村尾尚真②
HR＝江本東矢⑤（京）
３塁打＝酒徳俊輔⑦、鳥井俊吾⑨２年、森阪万央⑧（洛）
２塁打＝村尾尚真②、渡辺祐太①（洛）
同志社７－０洛 水 （１０日 わかさ １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 洛 水 ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ４ ０ 同志社 ０ １ ３ １ ２ ０ X ７ 12 ０ （洛）中川瑞希⑥１年－鈴木椋河②２年
（同）斎藤萌希①２年－伊藤聡真②
３塁打＝村田晋太朗⑦２本（同）
２塁打=鈴木椋河②２年（洛） 大井雅貴⑧、斎藤萌希①２年２本、澤山玄⑨２年、森本惇貴④（同）
洛水は２年生２人、１年生９人の１１人で戦いました。秋も出場できます。
城 陽１２－２久美浜 （１０日 太陽が丘 １２時半）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 久美浜 ０ ０ ０ ０ ２ ０ ２ ３ ４ 城 陽 １ ４ ３ ０ ３ １x 12 14 １ （久）岡本祥⑨、井上勇太郎①－岡本篤志②
（城）荒木涼太①－中前兼吾②
京都工学院・伏見工・洛陽工９－１城南菱創 （１０日 あやべ １０時）
TEAM １ ２ ３ ４ ５ ６ ７ ８ ９ 10 Ｒ Ｈ Ｅ 洛伏京工 １ ０ ３ ０ ０ ２ ０ ３ ９ 13 ２ 城南菱創 １ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ８ ３ （工）田井中陸登①、熊谷温輝④－鵜飼大暉②
（城）岩口剛大⑩２年、波多野聖弥①－大林遥介②
３塁打＝相宗俊希⑤（工）
２塁打＝熊谷温輝④、石田勝一⑥（工）
大会展望 (抽選後 大会前各ゾーン）
Ｈゾーン （◎立命館－福知山成美 ｖｓ 立命館宇治－《城南菱創・京都工学院+伏見工+洛陽工）） × （西 京－京都明徳 ｖｓ 花 園－北桑田）
Ｈゾーンは、「死の組」になりました。
今年は、有力校が分散したと思いますが、シードの立命館、福知山成美、そして立命館宇治がピタッとくっついて並んでしまいました。
立命館は、２０１２～２０１６までの５年間でシード権を獲得すること３度。春季大会では安定した力を発揮していますが、夏は一度もベスト８
まで勝ち上がったことがありません。昨年の４回戦が最高です。２００４年にはベスト４に進みましたが、昨年までの１２年間ベスト８にも進めてい
ません。
外大西に２度、東山、京都成章、鳥羽、乙訓、山城と実力校の壁に跳ね返されています。今年は福知山成美が初戦の相手です。夏の京都大会
では過去に５度、初戦で対戦しています。福知山商時代の１９５４年（５－３）、１９５６年（４－０）、１９８７年（３－２）と３連勝しましたが、
１９９５年（４－６）に初めて敗れ、田所成美時代の２００１年にも１－８と敗れています。
ここ数年の立命館は、複数の投手を継投させるパターンが定着しています。今年も右の多田君、山内君と、２年生の森山君の３人がいます。
森山君は春季大会で準決勝の平安戦に先発し、４回に甘い球が多くなって捕まりましたが、３回を１点に抑えました。リリーフした多田君も
点差が開いた後とはいえ、まずまずのピッチングでした。また、成章戦では山内君がチームを救うリリーフをして勝利を引き寄せており、
３人が短いイニングではまれば、成美打線を抑える可能性はあると思います。しかし、コントロールが甘くなれば、右の上手投げ３人なので、
打線に火をつける危険性もあります。３人ともいかに万全に仕上げ、集中力をもって戦えるかですね。
また、打線は、福知山成美の投手陣をしっかり分析できているか。ばくぜんと打席に入っても攻略は難しい強力布陣だけに、得意の分析力で
対策をたてることが大事です。そういう意味では、立命館の戦いはすでに始まっていると思います。
福知山成美は、昨年夏、涙、涙の準優勝でした。新チームになって秋にベスト８（１－７東山）に入りましたが、春は初戦で西舞鶴に３－４と
不覚をとりました。しかし、今年の夏は、ダブルエースが復活します。昨秋にエースとして活躍した中島君は、春季大会はケガのため出場でき
ませんでした、秋よりも一段とスケールアップして復活しました。また、昨年夏に準優勝の原動力となった藤山君も、秋、春とも万全ではありま
せんでしたが、すでに復活しています。この２人が投げるとそう失点はしません。お互いにしっかり投げられれば、京都一のダブルエースと呼ん
でもいいと思います。
打線も、今年は京都一と言っていいほどの強力打線です。ただ、春季大会で西舞鶴の左腕一瀬君に抑えられたように技巧派にはモロいところも
あります。夏の京都を制するには、生駒君、高久君、植田君らがいた２００８年のように圧倒的な打撃力で勝ち上がるか、２０１３年のように
桑原弟君や日下部君、木村典嗣君らがいて機動力も交えながら打線のつながりで粘り、仲村渠弟君、木村匠君らの投手陣とかみ合うか。
成美はうまく投打がかみ合えば、４年ぶりの甲子園も夢ではない戦力は揃っています。
立命館宇治は、投手力の出来にかかっていると思います。特に２年生の西成君ですね。練習試合で強豪校相手にも好投しているようですが、
春季大会では２次戦初戦の平安戦に先発し、ストライクが入らないという苦い経験をしました。そういえば、名前が「漱石」君だけに、『こころ』の
問題だと思いますが、この経験を糧に『吾輩は〇〇である』と強い気持ちで投げられるまでに成長できていたら楽しみです。
打線は長谷川君や藤原君、井上君などメンバーが揃いますので、安定感のある玉田君と西成君の２人がお互いに一人立ちできれていば、この
ゾーンを抜け出す力はもっています。
「京都工学院+伏見工+洛陽工」は、今年が最初で最後の連合チームです。伏見工と洛陽工が統合され、すでに京都工学院が開校していますが、
伏見工と洛陽工はそれぞれ最後の３年生が在籍しています。したがって、伏見工、洛陽工の３年生と京都工学院の１～２年生のチームということに
なります。
また、秋は京都工学院+洛陽工、伏見工の２校で出場し、ともに２敗ずつ。春は３校連合として出場し、３－４洛西と初戦負けでした。ただ、
２次戦クラスの洛西と接戦を演じており、面白い存在には違いありません。伏見工+洛陽工の３年生がうまく引っ張り、ラスト伏工、ラスト洛陽工
ということで熱く一丸となれれば、立命館宇治の足元をすくう可能性もあると思います。
「京都工学院+伏見工+洛陽工」と初戦で対戦する城南菱創は、一昨年の夏、４回戦で京都外大西に９回裏、逆転サヨナラ勝ちでベスト８に
進出しました。その時、１年生ながらマウンドに立った波多野君と小関君が最後の夏を迎えています。昨年夏は、初戦で大谷に０－５と完敗だった
だけに、今年は期するものがあるはず。高校野球の集大成として納得のできるピッチングをしてほしいです。
ただ、城南菱創は、昨年秋、１ー３桃山、２－１３（７）外大西と連敗。春はゾーン決勝で乙訓に２－９（７）と屈しましたが、１回戦では堀川に
１１－６で勝ちました。２年前の感動を知る３年生たちが中心になって、まず１つ勝ち上がり、勢いに乗ってもらいたいと思います。
西京は、秋は初戦で日吉ヶ丘に５－３で勝ちましたが、立宇治０－１３（５回）、東稜３－７に敗れました。春も初戦敗退でしたが、２次戦レベルの
東宇治に３－４と粘りました。東宇治と戦いながら、冬のトレーニングの成果は十分に感じられたと思います。４月以降も高いモチベーションで
練習を積んできたと思います。昨年の夏は０－９（８回）桂と大会２日目にして「夏」が終わりましたが、今年は一日でも長い夏にしてもらいたいです。
西京と対戦する京都明徳は、昨秋、ゾーン２位決定戦までいきました。初戦で京都学園に４－５と惜敗しましたが、５－４西城陽から
６－３同志社、７－３木津と敗者復活戦を勝ち上がっています。ゾーン２位決定戦では洛西に延長１０回７－８とサヨナラ負け。惜しくも
２次戦には進めませんでした。
ひと冬越して春季大会に注目していたところ、なんと初戦で花園に１－９（８回）の惨敗でした。秋に力投した今城君、春に先発を任された
小西君は相当に悔しかっただろうと思います。また、野手も練習への取組み方が変わったと思いますので、夏の戦いぶりに注目したいです。
京都明徳は夏の京都大会では４年連続の初戦敗退中です。初出場の２００２年以来、最高成績は２０１２年の２勝（４回戦）。今年のチーム力で
いえば、連敗をストップし、なおかつ最高成績と並びたいところです。そのためには西京に勝った後、花園と北桑田の勝者を倒さなければなりません。
部員たちのモチベーションも高まっているだろうと期待しています。
花園は昨秋、２次戦に進出しましたが、初戦で龍谷大平安とぶつかり、０－１０（５回）と完敗でした。４失策と守備が乱れ、平安の小寺君には
ノーヒット。ゼロから再出発の冬になりました。ひと冬越した春季大会、３－０西乙訓、９－１（８回）京都明徳と勝ちましたが、ゾーン決勝で
東宇治に７－９と敗れました。５月、もう一度ゼロから再出発したと思いますので、夏の戦いぶりに注目しています。
北桑田は、この４月に監督が代わりました。長く指導された長谷川先生が須知の監督となられ、府立工の監督だった寺野先生が母校に
戻られました。今年のチームは、昨秋には西乙訓に２－３で勝ちましたが、東宇治１－６、北嵯峨１－１１（５回）と敗れました。この春は、
寺野監督となって北嵯峨と再戦でしたが、０－７（７回）と返り討ちでした。
寺野イズムが就任３ヵ月でどこまで注入されたかわかりませんが、北桑田の３年生５人にとっては最後の夏。しかも長谷川監督時代の
昨年、一昨年の夏は２勝ずつしています。特に小東君という好投手がいて４回戦で同志社と１－２の白熱戦を演じたのは鮮明に
覚えています。その時、スタンドで応援していた現在の３年生たちと、ひと暴れも、ふた暴れもしてもらいたいです。
Ｇゾーン （園 部－洛 東 ｖｓ 同志社国際－《洛水・同志社》） × （洛 南－京都外大西 ｖｓ《城陽・久美浜》－◎京都成章）
Ｇゾーンは、シードの京都成章と京都外大西の一騎打ちだとは思うけど、まさかの敗戦がありえるから怖い、という感じでしょうか。
実績から予想すれば、３回戦でぶつかるはずの京都成章と外大西の勝者がベスト８まで勝ち上がるとなります。ところが、両チームとも
ここ数年は「えっ？」というまさかの敗戦が多いですね。京都成章は、昨年、初戦で福知山に４－３（１０回）と苦戦し、３回戦で塔南に８－９の
サヨナラ負けでした。一昨年は初戦で日星に対して１年生を先発させ１－６、シード校の３年前も初戦で乙訓に５－６とサヨナラ負けでした。
一方、京都外大西は、昨年が４回戦で京都文教に７－８で負け、一昨年も同じく４回戦で城南菱創に３－４とサヨナラ負け、２年前が初戦で洛東に
３－４と延長１１回でサヨナラ負けしました。
両チームにまさかの敗戦があれば、このゾーンは洛東や同志社あたりにもチャンスが広がると思います。
京都成章は、今年も選手は粒揃いです。打線は茂木君、川岸君、井上君を中心に好打者が並び、春季大会でも洛星に４－０と完勝、京都翔英
にも３ⅹ－２と競り勝ちました。また、エース北山君も洛星戦でノーヒットノーランを達成し、強打の翔英打線も封じましたが、準々決勝の立命館戦
では初回にコントロールが乱れて３失点。その後、立ち直りはしましたが、不安な一面を見せました。
北山君の調子が良ければ、試合の主導権を握れるでしょうが、コントロールを乱すと大量失点に結びつきやすいところが難点です。結局、一年の
時からフォームの改善ができなかったツケが来ていると思います。成章が勝ち抜けるかどうかは北山君しだいかもしれません。
京都成章は、ここ３年間で夏の京都大会は昨年の初戦に福知山に勝った１勝のみ。今年こそ、白星を積み上げてほしいと思います。
京都外大西が最後に甲子園に出場したのは２０１０年。その後の６年間で京都大会の最高成績は昨年、一昨年の４回戦です。ベスト８に進出する
こともできなくなりました。この６年間の戦いぶりを見ていると、攻撃力はそれなりの水準を保ちながら、投手と守備力がもう一つという感じです。
今年こそは、それを乗り越えてほしいですが、秋、春の戦いぶりを見ていると、「また同じなのかなぁ」と思ってしまいました。
特に、春季大会のゾーン決勝で平安と対戦、打線が、平安の島田君や高井君をよく打ち６得点しましたが、投手陣がまったく踏ん張れず、
１３失点で結局は７回コールド負けでした。秋も、立命館に６－９、桂に２－３と敗れ、２次戦に出て来られませんでした。
夏も、存在感を示せなければ、京都外大西は完全に「京都の中堅私立」という位置づけになりそうです。なんとか存在感を示してほしいですね。
同志社は、昨秋、久御山に７－３で勝っています。秋に見た時、伸びしろを感じるチームだと思いました。エースの蕪城君のボールには
力があり、打線もよくバットが振れていたからです。ただ、守備がもう一つで、守備がしっかりしてきたら面白いチームになると思いました。
ひと冬越した春は、桃山に５－１と勝ちましたが、立宇治に０－７（７回）と完敗でした。さて、春から夏の練習で、どこまでチーム力がアップして
いるでしょうか。守備が安定していれば、井上瞭君がエースで野手にも力があった２０１５年以来のベスト８も狙えると思います。
洛東は、２００６年から６年間、夏の京都大会で初戦敗退でした。２０１２年に８－４加悦谷と６年ぶりの勝利をあげると、翌年は甲子園に出場した
福知山成美に初戦で敗れはしましたが、スコアは０－１。当時２年生の飯村君が７回まで１安打ピッチングをして、８回裏に成美が犠牲フライで
やっと１点をもぎとった試合でした。その翌２０１４年は３年生になった飯村君の力投で４回戦まで勝ち上がり、存在感を示せるようになりました。
今年の春は同志社国際に１４－４で勝っていますが、昨秋は外大西に０－７（７回）、０－７（７回）と完敗でした。エース川畑君の打たせてとる
ピッチングがはまり、主砲の山下君に勝負を決する一打がでてくれば、洛東もまずは３年ぶりに４回戦まで勝ち上がる力はあると思います。
初戦で同志社と対戦する洛水は、今年２年になった部員が２人しかおらず、秋と春はお休みでした。夏はどうかなと気になっていましたが、
出場できて何よりです。しかも、この６年間で、初戦敗退は昨年（０－１３外大西）と２年前の（５－１２すばる）の２度だけ。あとの４度は
初戦を突破しています。初戦の同志社はなかなか手強いと思いますが、堂々とぶつかってほしいです。
同志社国際は、同志社と洛水の勝者と対戦します。仮に同志社と対戦すれば、夏の京都大会では初めての対戦です。
同志社国際は１９８１年に初めて夏の京都大会に出場していますので、３７年目にして初対決となります。
今年の同志社国際は、秋季大会や春季大会を通して園部や洛南には勝っていますが、０－６乙訓や７－１４洛東には歯が立っていません。
この夏にむけてどこまで戦力がアップしているか。特に昨夏１年生ながらハツラツとしたプレーで魅了したディキンズ君が投手もするように
なったようですので、初戦の戦いぶりが大いに楽しみです。
洛東と初戦にぶつかる園部は、最近は低迷気味です。夏の大会は４年連続初戦敗退中で、昨秋も２－９（８回）乙訓、１－８（７回）同志社国際
春季大会も１－９（７回）龍谷大平安と公式戦３連敗でした。メンバーも２，３年生で１０人と少なく、なかなか大変ですが、１勝めざして頑張って
ほしいです。ちなみに、１９４９年（昭和２４）から京都大会に参加して、最高成績は３回戦。２勝すれば、過去最高の４回戦まで進出です。
洛南は、京都の大会で１０連敗中です。２０１４年の秋季大会で南丹に３－２（１０回）と勝って以来、勝利がありません。昨秋も１－１１（５回）大谷
５－１２（８回）同志社国際に２連敗して、今年の春季大会では４－１７（６回）外大西と連敗記録を「１０」に伸ばしてしまいまいた。
また、夏も３年連続初戦敗退中です。夏の相手は再び外大西になりましたが、１点でも２点でも差を詰めてもらいたいと思います。
城陽は、秋と春に１勝ずつあげています。秋は敗者復活戦で日吉ヶ丘に９－１（７回）、春は京教大附に１０－０（５回）でした。
敗戦も、秋が７－１０鳥羽、６－８京都成章となかなか粘っています。城陽は夏の京都大会で６年連続初戦敗退中です。連敗記録をストップ
する大きなチャンスです。
対する久美浜も、部員が少ない中、夏の京都大会で２年連続初戦敗退中ですが、この１７年間で勝利はわずかに１勝。２０１４年に
３－２と海洋に勝っただけです。昨秋も敗者復活戦で海洋には７－５で勝っています。春は宮津に１－９（７回）で負けましたが、チーム力は
２０１４年に匹敵するほど上がっています。３年ぶりに校歌を聴きたいですね。
Ｆゾーン （大 江－海 洋 ｖｓ ◎山 城－《京都両洋・西舞鶴》） × （塔 南－京都廣学館 ｖｓ 《洛西・京都学園》－農 芸）
Ｆゾーンはシードの山城、秋ベスト８の塔南、好投手を揃えた西舞鶴の公立３校の争いに、京都学園がどこまで絡んでいけるかというゾーン
でしょうか。昨秋２次戦進出の洛西は、エース毛利君の状態がどこまで回復するのか。秋の立役者だった投手陣がどまで踏ん張れるか
にかかっていると思います。
塔南は、昨秋、エース大江君の好投で、奥本監督が「全く打てへん」と嘆いておられた攻撃陣をカバーし、ベスト８まで進みました。この春は
打線が成長し、北稜の舩槻君を打ち崩して１１－４と圧倒。２次戦初戦でも東山の金和君に１０安打を浴びせて５点をとりました。試合は５－６で
敗れましたが、懸案だった打線が本来の力を取り戻しています。このまま夏に照準が合わせられれば、昨秋のように奥本監督が嘆かれることも
ないはずです。
その一方で、エースの大江君が４月に調子を崩し、春季大会では登板できませんでした。それでも１～３年生の控え投手たちが、東山戦も
含めてよく投げ、十分に戦える目途がついたことは大きな収穫でした。
昨年夏にベスト４まで進出したチームと比べると、スケールはやや小さくなったかもしれませんが、去年からスタメンの谷口君、中澤君
それに川合君、藤林君、陣野君と並ぶ打線は昨年の秋よりはずいぶんたくましくなっており、大江君が完全復活してくれば、投手陣も
万全の体制で夏を迎えられると思います。期待したいです。
西舞鶴は、左の一瀬君、そして今春から頭角を現した１４０キロ右腕の谷君と好投手が看板です。一瀬君は春季大会でも、
左から多彩な変化球を繰り出し、抜群のコントロールで福知山成美打線をほんろうし、４－３と成美に競り勝ちました。１４０キロ右腕の
谷君も、初戦の峰山戦に４－３と完投しており、夏の大会でも信頼して任せられると思います。
強力な投手陣に比べて打線はやや迫力に欠けるという印象ですが、一人一人の役割はきっちり理解できている打線です。各打者が
その場その場で状況と役割をよく考えて打線につながりが出てくると、このゾーンを抜け出しても不思議はないと思います。
山城は、エース松本君が大黒柱です。左からキレのよいストレートとスライダーを投げ込み、強肩でもある澤井君の好リードもあって的を
絞らせません。ベスト８の春季大会も、４－３嵯峨野、４－０洛西、４－３大谷と勝ち上がったように、松本君が相手打線をできるだけ少ない失点
で抑え、競り勝つという試合を重ねました。
松本君という絶対エースの存在に比べ、打線はやや物足りないう印象ですが、スタンドへ放り込む力のある越田君を中心に、澤井君、
岡山君という中軸は勝負強いです。上位がどれだけ出塁できるのかが、このゾーンを抜け出せるかどうかのカギを握ると思います。
山城も、夏の京都大会は、２０１４年にベスト４まで進んだ後は、２年連続の初戦敗退中（１－３峰山 ０－１京都廣学館）です。まずは
初戦の連敗記録を止め、勢いに乗っていきたいですね。
京都学園は、今春、初戦で大谷に６－１１と敗れましたが、昨秋はゾーン１位で２次戦に進出しています。その１次戦では木津と洛西をともに
７－２で倒しました。２次戦では準優勝の京都翔英に敗れましたが、よく粘ってスコアは４－５でした。京都学園は、毎年、好選手がいて
チームとしての地力も備わっています。昨年夏も、福知山成美との初戦（２－６）で、先発投手が好投して６回まで２－２と食い下がりました。
投手が踏ん張り、好ゲームになることが多いです。今年も投手陣が頑張れば、勝機を見いだせると思います。
京都学園も２年連続初戦敗退中（２－８花園 ２－６成美）で、この５年間でわずか２勝です。初戦への意気込みも強いと思います。
洛西は、春季大会ではゾーン決勝で山城に０－４と負けて２次戦には出られませんでした。しかし、昨年の秋季大会では同志社７－６、
京都明徳８ⅹ－７（延長１０回）と下して、２次戦に進出。初戦で峰山に３－６と敗れましたが、延長１３回まで粘りました。２次戦進出の
立役者は、エースの毛利君でした。細身の本格派でキレのよいストレートを投げていましたが、春に調子を崩したようです。その代わり、
左の渡辺君が台頭。試合を任せられるまでに成長していますので、毛利君が復活すれば、夏は左右２枚が揃います。打線も上位陣は
しっかりバットが振れており、投手陣の頑張りに応えてあげたいですね。
実は、初戦で対戦する京都学園は、昨秋のゾーン決勝で対戦し２－７と敗れた相手。冬から夏まで自分たちの努力の成果を
発揮するには、願ってもない相手だと思いますね。チーム一丸となって戦ってほしいです。
初戦で塔南と対戦する京都廣学館は、昨夏の京都大会でベスト８に進出しました。そのゴールデン世代が抜けた昨秋は、
洛星に１－６、莵道に１－３と敗れ、２次戦に進めませんでした。また、ひと冬越した春季大会でも、乙訓に１－３と初戦敗退でした。
ただ、チーム力としては秋より春と着実にあがっている印象で、夏には、さらに成長した姿を見せてくれると思います。初戦で塔南を
倒せばこのゾーンのダークホースとしての注目度が一気にあがります。
京都両洋は、野球部の再建に向けて指導体制や環境の整備が着実に進んでいます。ただ、まだ結果が伴わず、秋は０－２田辺、
４－６向陽と連敗。春も塔南に７－１５（７回）と敗れて公式戦３連敗です。それでも夏はここ３年連続で２勝ずつあげ、存在感は示して
います。今年も、初戦の相手は好投手をもつ西舞鶴ですが、夏に強いところを見せてほしいと思います。
大江と海洋は、秋はともに連敗スタートでした。春季大会では大江が初戦で東舞鶴に４－３と逆転勝ち。京都大会での連敗記録を
「２５」でストップしました。２０１０年の秋季大会で東舞鶴に１１－７（７回コールド 敗者復活戦）以来、実に６年半ぶりの勝利でした。
また、海洋が綾部に０－１０（６回）、大江も綾部に０－７（７回）と敗れましたが、ミスでの失点はほとんどなく、自分たちから崩れたと
いう試合ではありませんでした。最近は両チームとも力をつけてきており、かつてのような弱小チームという印象はありません。
夏の初戦での対戦はとても楽しみです。
ただし、夏の京都大会は大江が１１年連続初戦敗退中、海洋が、さらに上回る１８年連続初戦敗退中です。大江は４回戦まで進んだ
２００５年の３回戦で１１－５と洛東に勝って以来、夏の勝利がありません。海洋は１９９８年に３勝をあげ、３回戦で府立工に８－０と勝利
して以降、校歌を聞いていません。
連敗記録をストップさせるのは、どちらのチームでしょうか。
農芸は、昨秋の新チームで部員が３名となり、夏、春は欠場でした。まずは、夏の京都大会に出てこられたことがよかったです。
また、一昨年秋に日吉ヶ丘を１４－７（７回コールド）で破り、京都大会での連敗記録を「１９」でストップさせました。しかし、夏の京都大会
の初戦敗退記録は昨年まで１１年連続となっています。今年の初戦は洛西と京都学園の勝者ですが、一球一球に魂を込めて勝利をめざして
ほしいと思います。
Ｅゾーン （綾 部－久御山 ｖｓ 南 丹-《京都すばる・嵯峨野》） × （莵道－京都翔英ｖｓ《京教大附・亀岡》－紫 野）
Ｅゾーンのシード校は、春に準優勝の綾部ですが、「なかなか厳しいゾーンに入った」といえば、「死の組」の立命館に怒られそうですね。でも、
久御山、京都すばる、京都翔英とすんなりとは勝てそうにないチームが並んでいます。
実は、久御山は、秋、春公式戦３連敗という１５校のうちの１校です。秋は３－７同志社、１－３木津、そして春が５－８（１２回）鴨沂でした。
それでも久御山はスポーツ科があって運動能力の高い選手が集まっています。また、部員が多いので２年夏まではなかなか出場の機会がなく
３年の春から夏にかけて伸びる選手も少なくありません。秋、春でまだエースが誰なのか、確立されていませんでしたが、エースが一人立ち
できていれば、初戦の綾部とも十分に戦える力はあると思います。また、金築君や秋枝君、木村陸人君ら好打者が並ぶ打線もポテンシャルは
高く、今年のチームの公式戦初勝利がシード校撃破ということも十分あり得ると思います。
京都すばるも、今年のチームはあまり勝てていません。昨秋は花園に８－１（７回コールド）と好スタートを切りながら、１－２塔南、
５－６花園と競り負け、２次戦に出られませんでした。春も初戦で立命館に０－４と敗れました。ただ、負けた試合も競り負けが多く、
投手陣は室野君、豊本君、伴君、コールマン君と質量とも充実しています。打線も室崎君や美馬君、小倉君などを中心にしっかり振って
きます。初戦の嵯峨野戦に快勝できれば、一気に波に乗る可能性があります。
京都翔英は、秋の準優勝チーム。夏のシード権をとっていてもおかしくありませんでしたが、春季大会は１２－４京都文教、１２－４（６回）
日吉ヶ丘、７－３洛東と勝って２次戦に進出したものの、京都成章に２－３ⅹとサヨナラ負けでした。
しかし、打線は京都トップクラスの充実ぶりで、中軸を担う阿部君、川本君、新田兄の振りは強烈です。その前後を打つ打者にも岡田君、
大谷君、２年生の田中君、新田弟と長打力のある打者がズラッと並びます。
打線に比べて課題は投手で、軸になる投手がはっきりしません。昨年から投げている内橋君がエースとしてピシッと投げられば、阿部君や
高田君、坂田君など駒は揃っていますので、投打がかみ合い、一気に優勝争いに絡んでくる力があると思います。
シードの綾部は、春準優勝の勢いを夏まで持続させることができるかどうかが問題です。春の快進撃の立役者はコントロール抜群の
四方裕太君と強肩の曽根君のバッテリーでした。四方裕太君が春と同じくらい投げられれば、そう簡単には打たれないでしょうが、
このゾーンを抜けて上位進出をめざすなら、四方裕太君に次ぐ投手の頑張りも必要になってきます。
打線は、決して派手さありませんが、春は各打者が落ち着いて打席に入っているのが印象的でした。乙訓や山城、京都国際の好投手たちも
じわじわと打ち崩していく感じで、春の打線の雰囲気が維持できていれば、夏も快進撃が見られるかもしれません。
京都すばると初戦で対戦する嵯峨野は、昨年の春、エース今津拓郎君を擁し北嵯峨を倒して２次戦へ進出。夏の京都大会も５年ぶりに
校歌を聞きました（６－０亀岡）。おまけに夏の京都大会での完封は、大江を８－０で破った１９８５年以来、実に３１年ぶりのことでした。
ただし、新チームになってからはなかなか勝ち星に恵まれず、秋の敗者復活戦では５－４と亀岡に勝ちましたが、１－２京都成章、
６－７（１０回）京都廣学館、春は３－４山城と負けています。しかし、スコアと相手を見ると、シード校にも１点差で、その実力は
決して侮れません。９日（日）の太陽が丘で１０時から行われる京都すばる-嵯峨野戦は好試合が期待できると思います。
南丹も、近年はあまり勝ち星に恵まれていません。新チームの公式戦も秋、春を通じて１勝３敗。春の初戦で東稜に２－０と勝ちましたが、
秋は１－２塔南、３－４（１０回）花園、３－１１（７回）東山に敗れました。東山には完敗でしたが、塔南や花園と接戦を演じています。
その原動力となっているのがエースの片山君です。片山君がしっかり試合を作れば、打線が粘ることで勝機が生まれます。南丹は、
夏の京都大会、ここ８年で２０１４年の１勝しかしていません。チーム全体で片山君を盛り立て、３年ぶりの勝利をめざしてもらいたいです。
莵道は、夏の大会で５年連続初戦敗退中です。また、近年は秋、春の大会でも成績がパッとしませんでしたが、今年のチームは
ひと味違います。秋季大会では初戦に１－５で洛星に敗れましたが、京教大附には１５－５（５回コールド）、南陽にも９－０（７回コールド）
そして、京都廣学館に３－１で勝ちました。春は初戦で東山に０－９（８回コールド）で負けましたが、チームは大いに盛り上がっていると
思います。ただ、初戦が京都翔英で、なかなかの難敵ですが、エース才藤君を中心に一丸となってぶつかってもらいたいです。
京教大附、亀岡、紫野は、秋、春の公式戦で３連敗のグループです。春季大会は京教大附が０－１０（５回）城陽、亀岡が３－６京産大附、
紫野が０－３大谷でした。ちなみに夏の京都大会は、京教大附が９年連続初戦敗退中で、亀岡と紫野は昨年が初戦敗退です。
亀岡はこの１０年間で３勝、紫野は７年間で１勝のみです。今年の組合せは京教大附と亀岡が対戦、勝者が紫野と対戦します。一気に２勝を
稼げるチャンスもあり、どのチームも校歌斉唱を目標に頑張ってもらいたいです。
Ｃゾーン （府立工－田 辺 ｖｓ 《宮津・桃山》－◎京都国際） × （舞鶴高専－《須知・東舞鶴》 ｖｓ 西城陽－朱 雀）
Ｃゾーンは、シードの京都国際が組合せに恵まれましたね。他の９校のうち、秋、春に２次戦に進んだチームは「なし」。
秋、春の公式戦で１勝もあげられなかったチームが、４チームもいます（全体で１５チーム）。シード８校の中でも、組合せに最もめぐまれた
といえるでしょう。
ただし、その中でも、府立工、宮津は２次戦に出ていてもおかしくないチームです。
府立工は、投手が豊富です。お姉ちゃんがやり投げで日本選手権３位で、人呼んで「やり投げ投法」の山下君、左の登石君に笠飯君、
２年生で投球術に長けた藤田君、そして、ケガから復活したのが、「成美キラー」こと岡村君です。左から繰り出すキレのある変化球で
成美打線をほんろう、昨年春に２－３で成美に勝ったピッチャーです。今年の春は登板できませんでしたので、最後の夏を迎えて秘める思いも
強いはずです。
打線も４番の山下君、５番の中西君にバットコントロールのうまい岡村君が入ると厚みが増します。府立工は、このゾーンで台風の目になる
高い可能性を秘めています。
府立工と初戦でぶつかる田辺は、エースの野村君にかかる比重が高いでしょうね。春の初戦の立宇治戦では７回で９失点して２－９で敗れ
ましたが、昨秋は両洋を完封し、花園を４点に抑えました（３－４）。府立工打線を野村君が何とか抑えれば、立宇治のエース玉田君から２点を
とった打線も大いに奮起するのではないでしょうか。先制点をあげて府立工にプレッシャーをかけられるかどうかがポイントでしょう。
宮津は、守本監督に鍛えられ、チーム力は春からも大幅にアップしています。投手は左の松村君、右の本格派大槻君、２年生でキレのよい
ストレートを投げる荒木君と駒が揃っており、大きく崩れることはありません。投手力に比べて打線はやや迫力に欠ける印象ですが、主砲の
秋田君を中心に粘り強い打者が多く、守本監督の絶妙な采配で着実に得点を重ねていきます。初戦の桃山戦に勝って勢いに乗りたいです。
宮津と初戦で対戦する桃山は、この春、木津に１１－７で勝ちましたが、同志社に１－５で敗れました。エースの磯山君、４番ファースト王君
という好打者を中心によくまとまったチームですが、前半は粘っても、後半に力尽きるというパターンが多いようです。宮津を相手に集中力の
高さを発揮して最後まで粘っこい戦いができれば、足元をすくえるのではと思います。
舞鶴高専、須知、西城陽、朱雀の４校は、秋と春で公式戦３連敗というチームです。この中に西城陽が含まれるのが残念ですが、
かつての公立の星も、いまでは勝ち運に見放されたチームになっています。
夏の大会では舞鶴高専が８年連続で初戦敗退中で、朱雀が５年連続、須知が２年連続、西城陽は昨年が初戦敗退でした。西城陽－朱雀は
直接対決しますが、まずはどのチームも公式戦初勝利をめざして頑張ってほしいです。
東舞鶴は、昨秋、６－４京都共栄、７－１久美浜と勝ち、２勝をあげました。春は加悦谷に６－４で勝ちましたが、大江に３－４と逆転負けでした。
それでも１番を打つ藤田君が投手としても投げると、守りが安定して攻撃にもリズムが出ます。藤田君のフル回転で「０勝５チーム」との
戦いを抜け出したいですね。。
Ｂゾーン （鴨 沂－◎龍谷大平安 ｖｓ 《日吉ケ丘・福知山》－木 津） × （京都文教－《峰山・東稜》 ｖｓ洛 星－鳥 羽）
Ｂゾーンは、平安がクジ運に恵まれたなあ、原田監督って、どうしてこんなにクジ運がよいのかしら、というゾーンでしょうか。
今年の平安のウィークポントは、実力上位校と対戦したときに失点が多いことです。とりわけ小寺君以外の投手が投げたとき、守備のミスも
重なり、失点がかさみました。そのため、組合せの最大の注目点は、小寺君が登板するまでの序盤に、どれだけ実力上位校がからんでくるか
でした。同じシード校でいえば、立命館のように、いきなり福知山成美とぶつかり、勝っても「立宇治と京都工学院+伏見工+洛陽工の勝者」という
ような組合せなら、どこかで不覚をとる可能性があるかもという予想でした。しかし、組合せを見ても、吉村君や大福君、島田君らが十分に
投げられるチームが並んでいます。
ただし、不気味なのは、たとえ４回戦まで勝ち上がっても、（峰山や洛星、鳥羽、京都文教、東稜）の勝者と対戦することでしょうか。
夏の平安が、２年連続で４回戦で敗退しているからです。２０１５年が８－１１京都翔英、昨年が２－３福知山成美でした。
原田監督のことですので、用意周到、慎重に準備されると思いますが、クジ運に恵まれたという中で４回戦で初めてウケに回ると
怖いチームが並ぶところが、不気味といえば不気味ですね。
洛星は、昨秋、準々決勝で平安と対戦し、０－５と敗れています。わずか２安打に抑えられ、エース水江君が１２安打を浴びて５失点でした。
今春は１次戦初戦で京都成章に０－４、しかも北山君にノーヒットノーランに抑えられるという完敗でした。「４回戦で平安にリベンジするぞ」
という前に、いまは初戦の鳥羽戦に集中していると思いますが、エース水江君に安定感があるだけに、攻撃陣がどれだけ点が取れるか
でしょうね。 特に打者の一人一人がしっかり工夫できるのか、野球頭もフル回転させて早くゲームの主導権を握る展開になれば、
面白いと思います。
今年の鳥羽は、秋、春とも２次戦に出られませんでした。秋は９－１１東山、３－６立宇治、春は０－３で北稜に敗れました。
さて、ここで問題ですが、鳥羽が秋、春とも２次戦に出場できなかったのは、いったい いつ以来でしょうか。
現役の高校生は、まだ生まれてません。３年生が１９９９～２０００年生まれ世代ですからね。答えは１９９６年度でした。
その夏、私はアトランタ五輪で「ミスター社会人」と呼ばれた杉浦投手の熱投と松中、井口といった勝負強い打者たちの活躍を取材していま
した。卯瀧父上監督が北嵯峨時代で、９７年４月に鳥羽へ異動される前年のことですね。
秋はまだ敗者復活戦が導入されておらず、南丹に５回コールド１０－０と勝った後、西京商（現西京）に０－７で敗れました。そして、春は、
卯瀧父上監督率いる北嵯峨に５－９で敗れています。この年の夏、鳥羽は最後に１－６と花園に敗れましたが、３勝して準々決勝に進出して
います。うん？ 準々決勝？ おっ、４回戦（５－２網野）は突破していたんですね。ちなみに平安は原田監督の就任２年目で、準々決勝で
三原監督率いる京都西に０－３と敗れました。甲子園に出場したのは北嵯峨でした（１－３横浜）。
今年の鳥羽も選手は揃ってます。しかし、投手が乱れたり、内野が乱れたり、スキが多いところが勝ちきれない原因でした。でも、
さすがに夏を目の前にして、チーム力は上がっているようです。エース島部君も全国レベルのチームに好投するまでに復調しており、
夏の大暴れに期待したいです。
峰山は、昨秋、２次戦に進出し、洛西に延長１３回６－３と勝ち、東山に２－６で敗れました。春は西舞鶴に３－４でした。
エースの森君は、緩急をつけて低めに丁寧に投げ、コツコツと打ち取っていくタイプです。打線も長打力のある楠君を中心につなぎ、
コツコツと点を積み上げていくスタイルです。初戦の東稜戦に勝てば、波に乗れそうです。
東稜は、昨秋、１２－１１（１３回）京都国際には勝ちましたが、鳥羽に１－６、５－１３と連敗し、２次戦に出られませんでした。
今春も南丹に０－２と初戦敗退でした。それでも、強気なピッチングが光る左腕押尾君を中心にチームはまとまっており、戦い方しだいでは
面白い存在だと思います。初戦から元気にいっぱい戦い、大会を盛り上げてほしいですね。
京都文教は、近年力をつけているチームです。昨年夏の戦いではベスト８に入りましたが、今年は秋、春とも２次戦には出られませんでした。
特に春は京都翔英に４－１２と完敗。それでもコールドにならなかったのは、最後まで粘ったからで、この夏は持前の基本に忠実なプレーで
一つずつ勝ち上がってほしいと思います。
龍谷大平安と初戦でぶつかる鴨沂は、ちょっと不思議なチームです。秋に、４－１４（５）東宇治、３－９西乙訓と完敗しながら、
春には８－５（１２回）と久御山に勝ち、京都国際に３－４と惜敗でした。同じチームとは思えないほどの成長ぶりでした。
夏の初戦の平安は、毎年のようにやや硬く、ペースをつかむまでに時間がかかることが多いです。終わってみればコールド勝ちだったり
するんですけど、ペースをつかむまでに試合の主導権が握れれば、慌てさせることができると思います。
福知山は、今春、網野に３－６と初戦敗退でした。しかし、村瀬君、木寺君の投手陣は、打たせてとる投球スタイルで、二人の継投が
はまれば、実力上位校も抑える力はあります。また、主砲の岩倉君は長打力があり、スタンドへ放り込むパワーをもっています。
北部ではやや攻め方を覚えられたという印象もありますが、最後の夏に大暴れしてほしいです。岩倉君を中心につなぐ野球ができれば、
鴨沂・平安の勝者と戦う３回戦まで勝ち上がる力は十分にあると思います。
日吉ケ丘は、秋は３－５西京、１－９（７回）城陽、春は４－１２（６回）京都翔英と３連敗で公式戦の勝利はありません。３連敗は１５チーム
ありますが、なんとか１勝をめざしてもらいたいです。夏の京都大会では２０１０年以降の７年間で４度は初戦突破を果たしています。
対する福知山は７年間で５度初戦敗退。３年生最後の夏に維持を見せてもらいたいです。
木津は、とても元気があって明るいチームです。声もよく出ています。しかも、その声がなかなか気が利いていて見ていて楽しいチームに
なっています。昨夏は３年生が７人と少なく、２年生中心のチームでしたが、初戦で１－８西舞鶴と初戦敗退でした。秋は夏の経験をもとに
１５－８（７回）西城陽や３－１久御山に勝ちました。春は桃山に７－１１と敗れましたが、犬塚君を中心として藤原君、細浪君と継投する
投手陣が踏ん張り、打線がつながれば、３回戦まで勝ち上がる力は十分にあると思います。
Ａゾーン （西乙訓－向 陽 ｖｓ 《京産大附・大谷》－北嵯峨） × （京都八幡－洛 北 ｖｓ ◎東 山－乙 訓）
Ａゾーンは、なかなかタフなゾーンですね。シード校の東山に、大谷、北嵯峨、乙訓という実力校が入りました。とりわけ、秋優勝の東山に、
初戦で秋ベスト４の乙訓が挑みます。
乙訓は、この春先、滋賀学園に６－０で勝つなど全国的な強豪校と好勝負を演じ、春季大会前に評価がかなり高かったです。
ところが、春季大会の初戦で西城陽に８－４、京都廣学館に３－１だったことで、「乙訓、どうした？」の声が聞かれました。もう少し楽に勝てるだろう
相手にもたもたしているという印象で、結局、２次戦に進出しましたが、初戦で綾部に１－５と完敗でした。
昨秋に好投した川畑君、富山君とも出来がもう一つで、打線も秋より迫力がありませんでした。どうやらチーム力のピークが３月から４月上旬
に来て、春季大会が始まった頃には下降線をたどっていたようです。
それでも川畑君、富山君、また春に背番号「１」を背負った３年生の田中君と揃う投手力は、京都でも上位クラス。チーム力のピークをピタッと
夏に合わせて投打がかみ合えば、このゾーンを抜け出す力はもっています。初戦の東山に競り勝って勢いに乗りたいですね。
乙訓を迎え撃つ東山は、秋優勝しましたが、春はベスト８止まりでした。２次戦初戦で塔南に６－５と勝ってシード権を獲得しましたが、
準々決勝では延長１３回タイブレークの末、京都国際に７－８ⅹで敗れました。秋に比べて、春は、田中君頼りだった打線が力強くなっているという
印象は受けました。夏に向けて、さらにたくましい打線に成長しているのか。乙訓の投手陣がいいだけに、打線の成長度が問われると思います。
東山のエース金和君は、昨秋に比べてたくましくなっている印象でしたが、その分、秋ののらりくらりという特徴は薄れていました。たくましくなった
春は２次戦初戦の塔南戦で１０安打を浴びて５失点、準々決勝の京都国際戦は８回から６イニングスを投げて７安打３失点（タイブレーク含む）
でした。のらりくらりの秋は、成美に９回７安打１失点、平安に５安打１失点でいずれも完投でした。この夏は、春のように力勝負の色合いがさらに
濃くなるのか、秋のようなのらりくらり路線に戻るのか、まずは投球スタイルに注目したいです。
また、春に登板した２年生の高橋君は莵道を８回無失点、南丹に７回３失点、そして、京都国際に対して７回まで１０安打５失点でした。
ストレート系が中心の投球スタイルですので、打線の上位チームには夏の段階ではやや苦しいのかなという印象でしたが、足立監督と尾迫部長が、
この高橋君をどう評価し、この夏、どのように起用されるのか、興味深いです。秋に小気味よいピッチングをした小山君の復活にも期待しています。
北嵯峨は、昨秋は粘ってベスト８まで進出しましたが、今春は１次戦で北桑田に７－０と７回コールド勝ちしながら、立命館に６－１０と力負け
でした。エースの浅田君が投打の中心で、尾崎君、細辻君らの打線にはここ一番の強さがあります。しかし、春の段階では全体的にやや迫力不足
という印象でした。夏までの間に、どこまで迫力が増強されているのかでしょうね。
また、このゾーンを勝ち抜くには、卯瀧監督の采配もカギを握ると思います。秋に勝ち上がった時は、卯瀧監督がうまくチームをコントロールされて
いました。また、卯瀧監督は、乙訓の部長時代、コンピュータでデータ分析をして驚くほど正確な対策をとられていました。監督として夏の大会に
臨まれるのは初めてですが、卯瀧マジックにも期待しています。
大谷は、秋、春ともに２次戦に進みましたが、２次戦は秋が洛星に１－３、春は山城に３－４とともに惜敗でした。
大谷の投手陣は、春を戦った本格派の若駒君、右サイドの瀧谷君、紫野相手にノーヒットノーランを達成した辻君、それに大型左腕の森岡君と
質、量とも揃います。また、攻撃陣も捕手の小塚君、ショートの本城君を中心に粒揃いで、春に故障の小塚君に代わって出場していた好打の
平和君をどう使われるのかと思うほどメンバーが揃っています。しかし、近年の課題は接戦の弱さ。メンバーはいるのに競り合うと負けるという
試合を何度も見てきました。
大谷が、台風の目としてこのゾーンを抜けるには、ひとえに接戦の弱さを克服できているかどうかにかかっていると思います。
２１人と部員が多くの集まった２年生に、好選手が揃う京都八幡。秋は北稜に２－３と敗れて２次戦に進出できず、春も桂に３－７と力負けで
１次戦止まりでした。安定感のあるエースで３年生の森本君を中心に、この夏は２年生たちがどれほどたくましくなっているのか。チャレンジャー
として洛北にぶつかり、はつらつとしたプレーで京都の夏を盛り上げてほしいと思います。
対する洛北は、この春、１次戦初戦で京都国際に５回コールド０－１４で敗れました。昨秋はゾーン決勝まで進み（０－４塔南、１－３花園）、
２次戦進出チームと力は変わらないという印象でした。それだけに春の大敗は意外でしたが、エースの三添君と堀井君は昨夏も経験しており、
打たせてとる投球術を備えています。また打線も目立つ選手こそいませんが、機動力を交えながら着実に得点していく術を知っています。
京都八幡の若いチームに、「夏大の難しさを教えてやる」というくらいの強い気持ちで初戦に臨み、東山・乙訓の勝者に挑む権利をつかんで
もらいたいです。
京産大附は、春、亀岡に６－３で勝ちましたが、ゾーン決勝で大谷に７回コールドの２－９で敗れました。夏は、その大谷と初戦でぶつかります。
しかも、開幕試合です。負ければ、今年の京都では真っ先に夏が終わるチームとなります。逆に大谷にリベンジできれば、もちろんAゾーンの
ダークホースとして注目されることになりますね。２年前には彗星のごとく現れた当時２年生の澤田投手が、桃山を相手にノーヒットノーランと
いう快挙を達成しましたが、今年も開幕試合で何かド派手な活躍を期待しています。
西乙訓と向陽は、ともに秋、春の公式戦の成績が１勝２敗です。西乙訓は秋に９－３で鴨沂に勝ち、向陽は６－４で京都両洋に勝ちました。
春は西乙訓が０－３花園、向陽が１－１５（５）京都八幡とともに初戦敗退でした。春のスコアを見ると、花園に善戦した西乙訓に分があるように
見えますが、公式戦２勝目をつかむのはどちらのチームなのでしょうか。
ちなみに、西乙訓は２０１０年以降の７年間で初戦敗退が２０１５年の１度だけ（０－７京都すばる）。あとの６年間は初戦突破しています。
それに対して向陽は、初戦突破が２０１２（４－３城南菱創）だけで、あとの６年は初戦で敗れています。さて、今年は？
Ｄゾーン （日 星－北 稜 ｖｓ 《桂・網野》－加悦谷） × （東宇治－◎京都共栄 ｖｓ 堀 川－南 陽）
Dゾーンは、実力伯仲の激戦ゾーンですね。シード校は京都共栄ですが、どこが抜け出しても不思議はないと思います。
９チームのうち、昨秋と今春で２次戦に進出したチームが、日星、北稜、東宇治、桂、京都共栄の５チームです。日星、東宇治、
桂は秋・春の二度とも２次戦まで進んでいます。そのうち、２次戦で１勝したのは京都共栄だけですが、相手は日星でスコアは６－４でした。
この試合、日星のエース北村君が立ち上がりに乱れ、５失点しました。本調子ではないうえ、プロ野球のスカウトの視察も重なり、
力んでしまいました。２回以降は立ち直って抑えただけに、気の毒でしたが、もともと力のある投手です。終盤にややモタモタしますが、
リリーフには球威のある永井君が控えており、この２人が万全なら、京都共栄にも決して引けを取らないと思います。
日星は、打線も昨年から主軸の稲葉君を中心に、岡安君、長井君、西村君らが中軸を担い、得点力はあります。春季大会では
初回の大量失点が響き、京都共栄から４得点しか奪えませんでしたが、１次戦で北部の最激戦ゾーンを抜け出たチーム力は侮れません。
日星が、このゾーンを抜け出しても不思議はありません。
ただし、日星が初戦でぶつかる北稜も、チーム力でいえば日星や共栄と互角だと思います。
エース舩槻君は、角度のある１３０キロ台のストレートとキレのいいスライダーを武器とする好投手です。やや調子に波はありますが、
調子の良かった春季大会１次戦の初戦では鳥羽を３－０と完封しました。ゾーン決勝で塔南に打ち崩されて２次戦には出られません
でしたが、打撃陣も鳥羽から３点、塔南から４点をあげており、それなりに力をもっています。投打がうまくかみ合えば、このゾーンを
抜け出す力はあると思います。
桂も、昨秋は外大西に３－２と勝って２次戦に進出、２次戦初戦で洛星に敗れましたが、スコアは０－１でした。
桂の大黒柱は、変則左腕の岡君です。強打の外大西打線も牛耳ったクセ球で、バットの芯をはずすのが持ち味です。バックが
その変幻自在なピッチングを堅守で後押しします。
桂打線の中心は、３番北村君、４番牧野君です。二人とも勝負強い好打者で、牧野君にはスタンドへ放り込むパワーもあります。
この二人の前に走者をためることができると、得点力も上がります。桂は１回戦（対網野）からの登場ですが、このゾーンを勝ち抜く力は
十分にあると思います。
シード校の京都共栄が初戦でぶつかる東宇治も秋、春と２次戦に出場しています。しかも、春の２次戦１回戦では、ベスト４の京都国際に
３－５と食い下がった実力校です。投手陣は丸山君と仲井君の２枚がいて、どちらも完投能力があります。
また、打線も宮下君、丸山君を中心に上位打線には力があり、京都共栄とも十分に戦えるチーム力を備えていると思います。
東宇治は、夏の大会で２年連続初戦敗退していますので、なんとかシード校に食い下がり、初戦を突破したいものですね。
対する京都共栄は、投手陣が安定したことで夏のシード権を手に入れました。特に２年生左腕の笹木君が変化球をコーナーに
投げ分ける「のらりくらり投法」でエースに成長したことが大きいです。２次戦準々決勝の平安戦では気持ちで逃げてしまい、初回に
７点を奪われましたが、これが大きな経験になってさらに成長していれば頼もしい存在です。また、リリーフの足立通君はサイドから
キレのよいボールを投げ込んできます。平安戦は打者１９人に対して２安打１四球で１失点でしたが、２安打はファーストゴロでも
よかったぐらいで、５回をほぼ完全に抑えていました。笹木君、足立君の継投が中心になると思いますが、京都共栄の投手陣はなかなか
強力です。
それに比べて、打線はやや迫力に欠けますが、昨年からよい打撃をしていた斎藤君や長打力のある三森君らがうまくつながれば
集中打が期待できます。一球一球を大切に粘り強く戦えれば、シード校らしい戦いができると思います。
１回戦で桂と当たる網野も、毎年、好投手を育てられており、面白い存在です。昨秋は成美に負けていますが、西村君、原君のリレーで
０－３と成美打線を３点に抑えました。春は福知山に６－３と勝ちながら、共栄に１－７と完敗でしたが、福知山戦には原君、田中君のリレー、
共栄戦では２年生の小林君、田中君のリレーと、夏を意識した投手起用をしておられました。投手は４人が投げられる状態です。
投手力に比べると打線はやや物足りない印象ですが、一発長打のある室野君を中心につながりが出てくると勢いに乗れる明るいチームでも
あります。
網野は、夏の京都大会で３年連続初戦を突破して（５－３福知山 １０－５同志社国際 ６－４洛陽工）います。今年は実力校の桂が
相手ですが、４年連続初戦突破となりますか。その桂も３年連続で初戦突破（５－３花園 ６－０朱雀 ９－０西京）中です。
桂と網野の勝者と対戦する加悦谷は、なかなかユニークなチームです。今年の４月に新入部員を迎えるまで部員が新３年生
ばかり９人でした。そこで部員１０人で選抜の２１世紀枠として出場した不来方をモデルに、練習では打撃ばかりを磨いてきました。
ひと冬越えて成果が出て千賀君、福島君らの打撃は鋭さを増し、春の大会でも外野の頭を超える打球を放っていました。
また、左腕の千賀君は小柄ながら、コントロールがよく、キレのよいストレートとスライダーを投げ込んで三振の取れる左腕です。
ところが、投打に比べて守備がもう一つで、春は初戦の東舞鶴を相手に４点をとりましたが、守備の乱れで６失点して敗れてしまいました。
この夏は、家庭の事情で休部していた主砲の川戸君が復帰し、打力は確実にアップします。春から夏にかけて守備力がアップしていれば、
Ｄゾーンの台風の目になれる存在だと思います。
初戦でぶつかる堀川と南陽は、秋と春の成績がともに１勝３敗です。堀川は、秋に紫野に９－１（７回）で勝ちましたが、３－８山城、
１－７京都八幡と敗れ、春は城南菱創に６－１１と敗れました。対する南陽は、昨秋亀岡に８－３と勝ちましたが、１－９（７回）京都成章、
０－９（７回）莵道と敗れ、今春は初戦で桂に１－６と敗れています。これらのスコアをみれば、チーム力はほぼ互角とみえます。公式戦
２勝目をかけて真正面からぶつかってもらいたいと思います。
また、南陽は夏の京都大会で５年連続初戦敗退中です。なんとか連敗を「５」で止めたいところです。南陽は１９８６年に京都大会に初出場
して今年で３２年目ですが、堀川との対戦は初めてです。
夏の京都大会展望（春季大会後）
春季大会を終えて、夏の有力校をさぐると、
☆はシード校
Sクラス＝なし
Aクラス＝☆龍谷大平安、福知山成美
B １クラス＝京都翔英、☆東山、立命館宇治、☆立命館、☆京都国際、
乙訓、塔南、☆綾部、☆京都成章、京都外大西、大谷
B ２クラス＝☆山城、鳥羽、北稜、西舞鶴、日星、☆京都共栄、北嵯峨、洛星、桂、洛西
こんな感じだと思います。
総合的には、A～B２まであげた２３校くらいの団子状態だと思います。そのうち、A～B１までの
１３校には決勝まで進むチャンスがあるかもしれず、B３は台風の目になったり、旋風を巻き
起こす可能性があるという感じでしょうか。
龍谷大平安が本命と思いますが、野手に戦力が足りてないというのが率直な印象です。
投手は小寺君、高井君、吉村君+１人とそれなりに揃ってきました。しかし、強い時の平安に比べると、
打線と守備が苦しいです。守備が苦しい時の平安は、いくら投手力がよくてもモロいです。
特に夏の大会で平安はスロースターターですので、序盤の組合せしだいでしょう。少々のミスをしても
勝ち上がってくれば、試合巧者なので春季大会のように勝ち抜ける確率もあがるのではないかと
思います。
誰がどう見ても、戦力が最も分厚いのは福知山成美でしょう。田所前監督が校長時代に勧誘された
最後の世代が現在の３年生です。まず投手陣には藤山君、中島君、今城君と３枚揃います。
相手によっては芦田君、森本君の２年生でも投げられます。また、打線も谷兄弟、岡本君、坂野君
楠田君、藤田君と揃っており、昨秋は、藤山君がいなくてもベスト８まで勝ち上がりました。
ただ、キレのよい変化球があって、制球のよい投手に弱すぎるのが最大の弱点なのは、みなさんご
存じの通りです。また、近年はけが人や故障者も多く、豊富な戦力が生かし切れていません。Bクラスの
チームに足元をすくわれる可能性も残りますが、序盤のクジ運に恵まれて藤山君、中島君を温存できれば、
一気に波に乗る可能性はあると思います。
京都翔英は打線に迫力がありますが、投手力がどこまで充実するか。
東山は、２年生投手の小山君が復活し、金和君が大黒柱として安定するかでしょう。打線と守備は
それなりにしっかりしているので、いかに失点を防げるかでしょう。
立宇治は、西成君が一人立ちして玉田君の負担をどれだけ減らせるか。攻守は充実していると
思います。
立命館は投手力が上位レベルまで通用するように、改めて整備できるのか。前半で失点が大きいと
苦しいかもしれません。
京都国際も、中川君、横江君に負担をかけずに上位まで上がって来られるのか。体をみると、
２人に序盤から負担がかかると終盤に苦しい感じがします。
乙訓は左右２年生の２枚看板と打線が、春先の強さを取り戻せるか。
塔南は１、２年生の３投手が出てきたので、あとはエース大江君の復活待ちでしょう。
綾部は昨秋のエース湯浅君が復活すれば、投手は４枚揃います。あとは内野の守備力をどこまで
整備できるか。春季大会は６試合で６失策ですが、あの守備力では落とし穴が怖いでしょう。
京都成章は戦力的にはAクラスでもいいぐらいですね。その戦力を生かせるのか。
外大西は打力だけならAクラスでしょう。近年の課題は投手陣と守備力です。
大谷は、エースと野手２人が復活できるのか。３人が揃えば戦力は大幅アップで不気味な存在です。
まあ、でも、全てはクジ運でございましょうよ。
４回戦まで終えて
決勝戦の見どころ
歴代優勝校のページへ戻る
