春季大会を終えて、京都の高校生で「ドラフト指名が確実」となっている選手はいません。
また、「ドラフト候補」、「プロ注目」とされていても、大学への進学をめざす選手もいて、
現時点で「プロ注目」は４人に絞られています。これから夏に向けてどれだけアピールできるかで、
プロの評価が変わってきます。
★京都翔英 遠藤慎也投手 １７８ ７０ 右右 最速１４５ 尾張ボーイズ出身
１４０キロ前後のストレートとカーブ、スライダーのコンビネーションで打ち取る。
２年秋、３年春と勝ち切れておらず、最後の夏にどんなピッチングを見せられるか。
★京都国際 酒井海央投手 １８０ ７０ 右投げ左打ち 最速１４７ 岐阜県の 軟式アドバンスＢＢ出身
２年秋に、ダブルエースの一人として京都で準優勝。近畿大会は初戦で明石商に敗れたが、
１４０キロのストレートとスライダーのキレで注目を集めた。３年春の練習試合で１４７キロをマークしたが、
その後、肩痛もあって登板機会が減った。肩痛がいえ、これから夏に向けてどこまで回復できるか。
★京都国際 上野響平遊撃手 １７０ ６５ 右右 貝塚シニア出身
１年夏からレギュラーで出場する俊敏な遊撃手。２年秋から１番ショートで出場する。
守備力が高く、本人のプロ志望も強いことからスカウトの視察が続いている。
ＯＢの曽根海成君（福岡ソフトバンク育成⇒広島カープ）より守備力は高いが、曽根君には
駿足と強肩という２つの武器があった。上野君の場合、スカウトにどう評価されるか。
★京都翔英 山本 仁外野手 １８１ ７３ 右投げ左打ち 大正シニア出身
兄が、京都翔英から滋賀ユナイテッドを経て横浜DeNAに入団した山本祐大選手。
１年秋から３番打者として活躍し、長打力で注目される。ただ、その後、やや伸び悩んでいる印象だが、
身体能力の高さからスカウトの視察が続いている。
３年春の段階では、お兄ちゃんの方が打者として評価は高かった。
最後の夏の大会で素質を開花させることができるか。
【大学生のドラフト候補】
・菅田大介投手・外野手 （東淀川ボーイズ⇒京都共栄⇒奈良学園大） １８７、８３ 左左
高校時代は駿足でバットコントロールの巧みな好打者として活躍。
３年夏の準決勝戦（対立宇治 ６−７x 延長１５）で投手として先発したが、これが公式戦初登板だった。
奈良学園大に進むと１年春から外野手として出場。３割７分９厘の高い数字を残して注目される。
２年秋から投手としても投げ始め、１４０キロ台のキレのいいストレートを投げ込む。
二刀流で注目され、ドラフト候補となっている。
・小野寺暖外野手（南都ボーイズ⇒京都翔英⇒大商大） １８３ ８０ 右右
高校時代は通算２０本塁打。強肩、駿足、強打の５番ライトとして活躍。運動能力の高さに加え、
勝負強さも発揮して存在感のある選手だった。
大学で素質が開花。３年春のリーグ戦で４割５厘の高打率をマーク。また打点も連盟記録にあと２と迫る
１８打点を記録してMVPを受賞。４年春にも５割の打率で首位打者に輝き、MVPを受賞した。
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