２０１７ 京都の高校生 ドラフト情報
★２０１７年６月７日時点での情報
高校３年世代は、全国的に見てもドラフト候補がいないですね。
清宮君が突出していて、清宮君に続く選手がほとんどいません。そのため、スカウトがあちこち駆けずり回っており、
京都の春季大会でも何人か視察がありました。
しかし、「ドラフト候補」に入ってくるような選手はいなかったようです。
また、１年生の頃からプロ注目選手だった龍谷大平安の岡田悠希君は、卒業後の進路を大学に絞ったようです。
将来的に楽しみな選手であることは間違いないですので、大学で人間性も磨いてもっともっとスケールの大きな
選手になってもらいたいです。
というわけで、現段階で、京都の高校生に「ドラフト候補」がいなくなりました。
夏の大会では、春季大会で２次戦に出てこなかった福知山成美の藤山君、中島君がどんなピッチングをするか
でしょうね。勝ち上がれば、視察があるかもしれません。
全日本大学野球選手権で一部のスカウトとも話しましたが、「この夏は、京都の２年生でプロ注目選手を探そう」という
話になりました。ちなみに、今年は大学４年生にも有力なドラフト候補が少なく、スカウトの皆さんは頭を抱えて
おられます。こういう年こそ、各球団の”スカウト力”が試されると思いますね。
★２０１６年１２月２６日時点での情報
高校２年世代は、全国的に見てもドラフト候補がほとんどいません。
１年生の時、清宮幸太郎（早稲田実）が華々しく登場しましたが、その後に続く選手が現れませんでした。
秋季大会中も、「とにかくピッチャーがいない」と言われていましたし、清宮君に続く打者も現れませんでした。
履正社の安田君がよくドラフト上位候補と紹介されていますが、まだまだ上位候補というには力不足です。
明治神宮大会の時、本人も、岡田監督も「清宮君とはかなりの実力差がある」と話しておられましたので、
「マスコミに踊らされていないからよかった」と思ったほどでした。
ただ、この安田君も含め、「一冬越えてどこまで成長するかなあ」と期待の選手は何人かいます。
そのうちの一人が、龍谷大平安の岡田悠希君ですね。
龍谷大平安 岡田悠希選手 １８２㎝ ８０㎏ 右投左打 府中広島２０００出身
強打の外野手だが、守備に難があるのと忘れ物が多いなど生活面にルーズなところがあり、
まずはドラフト候補として自覚し、一人の高校生としても、野球選手としても一回りも、二回りも
成長してほしいという段階。
１年春からベンチ入り。
準々決勝の福知山成美戦で、９番ライトとして初出場。外野守備の下手さは「こんな選手、試合に出したら
アカンやろ」というレベルだったが、スイングの速さには「おお、これが１年生か」と驚いた。２－２の７回無死１．３塁
からレフト前へ決勝タイムリーを放つ。以後、レギュラーを獲得。決勝でも８番ライトでスタメン出場し、右中間
２ベースを含む２安打を放った。４回戦で京都翔英に敗れた夏の大会も７番ライトでスタメン出場。
１年秋の新チームからは５番レフトで出場。守備も短期間に格段に進歩しており、さすが平安と驚いた。
ただ、バッティングは、京都ではまともに勝負してもらえず、実力が発揮できなかったが、７番まで打順の下がった
近畿大会の準々決勝 対阪南大戦で２回１死２塁から右中間へ先制２塁打。さらに、４回には内角低めの
スライダーをライトスタンドへ運び、本領を発揮した。
２年春の選抜大会１回戦の明徳義塾戦で、バックスクリーン横への大ホームラを放って注目された。守備でも
レフト後方の大飛球を背走キャッチして「本当に、あの、岡田君本人か？」と驚かされた。この段階で、
２０１７年世代では清宮君に続くドラフト候補として浮上してきた。
しかし、２年生になると、生活面がルーズなことで原田監督らの信頼を失う。打撃も、うまく攻められるとモロい
ところを見せるようになり、スカウトの評価も著しく下がっている。
素材は素晴らしいだけに、将来プロ野球選手になりたいなら、生活面で注意を受けているヒマはないはず。
いっそうバッティング技術を磨くと同時に、自分の弱点の克服に努めてほしい。この冬が最後のチャンスなので
原田監督と森村先生の厳しい指導の下、必死で頑張っていると信じています。
現段階ではノーマークでも、来年の春や夏にドラフト候補として急成長する選手が現れることを期待して
います。
